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2003年12月21日(日) ソプラニスタ初体験

友人が参加している市民オケの第九。
年末だから第九を聞く、という趣味はないのだが、ソリストが今話題のソプラニスタだというので、行ってみることにした。彼に出演依頼をしたのは、テレビなどで有名になるずっと前だったので、今後はとても呼べないだろう、という。考えることはみんな同じらしく、会場についてみると比較的大きな市民ホールが補助席が出るほどの盛況。
指揮者は30代半ばで、もともと決まっていた指揮者が直前に降りてしまったので急遽決まったらしい。1曲目のエグモント序曲についで第九。指揮者は2曲とも暗譜で振っているのだが、全篇早いテンポで進む。まったりするはずの三楽章でもペースは衰えず。三楽章からソリスト入場になるが、ソプラニスタが登場すると他の3人より身体が大きく、衣装も独特なので会場が一瞬ざわめく。メゾソプラノは真っ赤なドレスで対抗しているが、歌が始まると高音域で大きな楽器(身体)を持つ彼にはボリュームという点でかなわない。ソリスト4人のバランスもやはり悪い。
オケも歌もこれといってたっぷり歌い上げるという箇所もなく、タッタカタッタカ曲は進み、あっという間に終わった。合唱団の入場で途中数分間中断があったのに、演奏時間約1時間は驚き。客席も合唱団も大変に盛り上がっていたが、わー、なんだか珍しいもの聞いちゃった、という感じである。



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