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学園祭で、非常勤先Bは休み。 そのことが発覚した今月初め、せっかく休みなので何か有意義なことはできないかと考えたが、あいにく夫は出張で不在。しばらく考えて、夫とは別に飛行機とホテルを取って同じ場所に出かけることにした。行き先は新嘉坡。ちょうど現地に将来有望な日本人の若者が仕事をしており、一度は遊びにいきたいと思っていたのだ。 格安航空券とホテルの格安クーポンをネットで手に入れる。自宅にいながらにしてほぼ旅行準備完了。格安チケットの縛りで10月31日夜の成田発の便しかとれない。現地着は日付が変わる。火曜日はフランス語教室なので月曜日に帰ってくることにして、現地滞在時間は丸2日である。月曜日は文化の日だが、もともと月曜日は用事が入っていない日なので、なんとなく損した気分でもある。夫より1日早く行って1日早く帰ってくることになり、現地での合流は1日だけ。あとは将来有望な若者に案内をしてもらったり、ご飯を食べさせたりする予定。 非常勤先は休みのものの、もう一つの仕事先がとある業界展に出展することになっており、その準備で出発前に数時間働いてから行くことになる。旅行の荷物を持って仕事場へ。ぎりぎりまで働いて「じゃ、私はこれで」と仕事場を辞す。仕事前に和菓子を買うつもりが、出掛けにばたばたして果たせず。仕事が終わってから寄っていたらめぼしい大福などが売り切れていた。一目散に駅へ。予定通りの電車に乗って一路成田へ。さすがに連休なので成田は混んでいる。空港の売店で「やらと(仮名)」の最中と「きょーたる」のおいなりさんとさば寿司などを買う。将来有望な若者が空港まで迎えに来てくれることになっている。定められた賞味期限は2〜3時間過ぎるが、まあ大丈夫だろう。 成田発はなつかしの北ウィング〜♪から。学生時代初めて海外旅行をしたときのことを思い出す。出発ロビーは、出国ロビーの上に三角形にフロアが張り出していて、出国してから上を見上げると出発ロビーが見えるのだ。当時のボーイフレンドに空港まで送ってもらって、あそこから彼が見送っていたなぁなんてノスタルジックなことを考えたりする。きゅーん。 それはそうと、出発の手荷物検査の列で夫のドッペルゲンガーを見かけた。背格好、服装、しぐさがそっくりである。あれ?早めに出てきたのかなぁ、と一瞬思ったぐらい似ている。持っているパスポートの色からすると中国人らしい。あまりに驚いたので、出国審査の時にわざと真後ろに並んでみた。詳しく見ると確かに違うのだが、後姿なんてそっくりである。こりゃ、たまに日本人と思われないはずである。 ドッペルゲンガー氏は急いでいたらしくあっという間にどこぞのゲートへ消えていく。私は携帯で夫に電話して、出発することとドッペルゲンガーを見かけたことを報告する。出発ぎりぎりまでこうして連絡が取れるとは、便利な世の中になったものである。北ウィング発のせいか、妙に感慨にふける。飛行機は新嘉坡航空。噂に名高い魅惑的な客室乗務員にくらくらする。飛行機はさすが週末で満席。しかもシートは3列4列3列で非常に息苦しい。早く着け。
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