WELLA
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2003年10月11日(土) 評価レス時代。

以前、スヌーピーの評価印を購入した話をしたが、別の評価印セットを使っている知人から順番がわからなくなった、とメールが来た。彼女が持っているのは5段階一揃いがケースに入っているのだが、うっかり落としてバラバラになってしまい、順番がわからなくなったと言う話は前に聞いていた。その時はみんなで「バッカでぇ」と大笑いしたのだが、考えてもやはりわからないというのだ。メールによると彼女が持っている評価印は、それぞれ以下の文言がついている。

・たいへんよくできました
・よくできました
・がんばりました      ・がんばりましょう      ・もう少しです

で、上位二つは問題なくわかるのだが、その下「もう少しです」は一体どこに入るのだろう?というのが彼女の疑問である。彼女は一番最後か,「よくできました」の次ではないかと思っているらしい。確かにこれはわかりにくい。本来の評価印の文言といえば、/たいへんよくできました/よくできました/ふつうです/もう少しがんばりましょう/がんばりましょう/だったが、彼女が持っているタイプは「ふつうです」がないので混乱するのだ。
結局、「がんばりました」が一応標準クリアとすると、次が「もう少し」で標準になるという意味で以下のようになるのでは?というところに落ち着いた。

・たいへんよくできました
・よくできました
・がんばりました
・もう少しです
・がんばりましょう

「よくできました」より下はよくできていないわけだから、次は可もなく不可もないレベルに他ならないはずなのに、Webで調べてみたら他のも大抵「やったね!」とか「その調子!」とかになっている(http://www.1bando.com/etc-goods/hyoukain.html)。 最近はなんだか絶対的な差がつかない表現が好まれるらしい。でもなぁ、これじゃ他の評語がわかってないと、順序はよくわからないし、はんこを押してもらった側も、わからないのではないだろうか?
自分に対する評価、全体の中での自分の位置がわからないと、がんばる張り合いがないだろうにと思うが、最近は徒競走にしても通知表にしてもはっきり順位や段階評価がわかるようにはしないらしい。
この前、モー娘。のメンバーで運動会をして全員に順位をつけるというテレビの特番やっていたのだが、そういう風潮を反映してか、矢ロマリッペから「順位をつけないでください!」との発言があり驚いた。モー娘。なんて、あんなに熾烈な競争社会にいるのにそれでも嫌なのか。
成績ないところに競争なく、競争ないところに発展はないと思うのだが。


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