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祝日で休みだったので、家にいた。 テレビをつけると奥様向け情報番組をやっていて、そういえば最近見る機会がなかったのでそのまま流しておくことにする。番組中に毎回ハイソな「マダム」お一人に密着して、そのため息の出るような「おハイソ振り」を拝見するというコーナーがある。その人選は玉石混交というか、単なる大金持ちの奥様とか女実業家とか旧華族の末裔とかいろいろな人が登場して面白いといえば面白い。 さて今日の「マダム」は開業医の妻である。、年はまだ30前でありながら、全身ブランド尽くしで、なにやらというブランドの店で何百万円分もいっぺんに買ってしまうようなキレイな人である。1歳の娘も当然ブランド尽くし。見ていて決して下品ではないのだが、「マダム」というには違和感がある。気づいたのだが、この人ぜんぜん謙遜をしないのである。かといってすごく自慢するわけでもない。話し方とかしぐさが妙に率直で庶民的なのである。着ているものなどを褒めると、「はいっ(素敵でしょ)」と答えている。横浜の豪邸を案内しながら「お料理はなさるんですか?」という問いに答えて「何でも得意ですよっ(笑)」という。日本的な「いえ、ほんの寝巻きで」とか「まあ、好きなだけで」というようないやらしい謙遜がない。外車好きで4台保有という父親ほど年の違う夫の人がでてきて、彼もまったく謙遜しない。「素敵な奥さんとかわいい子供がいれば、そりゃ幸せですよ。はっはっは」と臆面もない。 馴れ初めは、夫人が医療系短大の学生だったころレストランバーでバイトしていて、そこで見初められたのだとか。要は絵に描いたような玉の輿なのだが、それに関しても「友達からは玉の輿でうらやましい」と言われます。」と率直。玉の輿歴もまだ2〜3年なので、ブランド品を買い漁る時期でもあるのだろうが、外車と若い美人が好きな夫とブランド品を買い漁る妻。なるほどお似合いである。万が一私がその立場にいてもブランド品を買いあさることはないだろうし、それどころか夫が外車を何台も保有することについていさめるかもしれない。世の中うまくしたものである。しかもそのマダムはただブランド品で身を飾っているだけではなく、短大で勉強したことを生かして、家業の病院で検査技師として働くなどちゃんと働いてもいるのである。これが適材適所ということなのだろうか。いや、運命?
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