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2003年01月29日(水) 銀行より出頭要請?

小金が貯まったので住宅ローンの繰上げ返済の手続きをすべく、朝一番で銀行の支店へ電話。すると、電話振り分けの応答メッセージが流れてくる。説明通りにプッシュフォンでぴっぴっぴとボタンを押して、やっと担当者(かどうかわからないが)に取り次いでいただく。用件はすぐに通じたのだが、なんとローン名義人自らが支店に行かないと手続きができないのだと。去年あたり制度が変わったらしい。

そもそもこの銀行・支店は、別に好き好んで取引をしているわけではない。マンションの管理会社の都合で指定されているだけなのだが、元々マンション建設中はここから徒歩3分ぐらいの距離にあった店が予定されていたのが、落成する前にその店はJR駅前の縁もゆかりもない土地の支店に統合されてしまったのである。そこに行くためには徒歩30分、直通の公共交通機関はない。借金をするならともかく、入金しようとしている顧客に対して、顧客の不便も省みずに「出頭せよ」とは一体どういう扱いのだろうか。

そんな遠いところに、毎日仕事で青色吐息であるローン名義人@夫を行かせるわけにはいかない。え〜っ!?それじゃ行けない場合は返済できないんですか?と聞くと、ちょっとお待ちください、といってしばらく上と相談した後、それなら奥様にきていただくのでもいいです。といった。そしてうるさく「必ずご主人様に書類を自筆で書いていただいて、ご主人様に署名をいただいて、奥様がお持ち下さい」というようなことを言った。けっ。

シミュレーションをして、返済額が決まったら電話をするというので、私の携帯の番号を教えて出勤。職場につくとしばらくして電話がかかってきた。返済額が決まって、手続きを今月中にしないと間に合わないという。「今日速達でお送りしますから、明日つくと思います。そしたら夜ご主人様に書いていただいて、翌日支店にお持ちください」という。はいはい。夜書け、とまで言わなくていいのだが、かなりの仕切りやさんである。

その日帰宅すると、ポストに速達が入っていた。はやっ!さすが同区内。えらいじゃん、郵便局。で、言われたとおりに夜ご主人様に書いてもらう。ご主人様は字を書くのが苦手な上に持ち帰り仕事があったので、「えーなんでぼくがかかなきゃいけないのぉー」としぶしぶ記入を済ませた。ハンコは私がついた。まったく自分達の管理の手間ばかり優先して顧客を置き去りにするとは、ぷんぷん。

あんな銀行、退職して正解である。


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