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退屈するかも…と思っていた北陸5日間はあっという間に終わり。 みんみんさんやゆみさんには、観光プランも立てていただき、さらにアッシーとして使ってしまい申し訳ない。お世話になりましたぺこぺこ。 北陸でワシも考えた。周囲の人との距離の測り方。家族のあり方について。仲のよい家族が与える好影響。 今回の旅行はいわばホームステイである。夏休みに田舎の親戚の家に行く感じ。私は地方に住む親戚がいないので、ずっとそういうのは憧れだったのだが、自分があそこに住んでいたときは、コンクリートの社宅住まいだったし、学業や日々の生活に追われていたし、集落をぶらぶら散歩することもなかったので、朝窓をあけて深呼吸したり、空を見上げたり、用水路を流れる水をぼんやり見つめたり、じんわり五感が満ちて幸せ。 多分当時は、結婚したばかりで初めての土地でさらに立場もあるし、肩に力が入って余計な気を回していたのだろうと、今になって思う。その場を離れて数年たって客観的に見られるのは、よそ者という気楽さもあるが少しは成長したのかな、と思う。 結局、よその土地にすっかり馴染むことはできないのだから、ムリにあわせなくてもいいんだよなぁ、と思う。それと同時に「自分は違う」と強烈に主張する必要もない。どうせ浮いちゃうんだから。「生かさず殺さず」ではないが、溶け込もうとして自分を押し殺さず、自分ばかりを生かそうとして他人に自分を押し付けず暮らしていければずいぶんいいな、と思う。 泊めていただいたお宅は、やはりよその家庭と同じようにそれなりに問題を抱えていて、でも常に親が子を、子が親を、そして子供同士がお互い思いやって、譲り合って守りあっているご家庭である。そういうご家族の間に身をおいて、みんなで納屋の掃除をするとか、祭りのお寿司を作るとか、そういうことが本当に楽しい。お互い言いたい放題でいながら、日常の何気ない家族の皆さんの仲のよい様子などを目の当たりにして、いろいろと感じることが多い数日間だった。 朝早起きして栗拾いに連れて行ってもらった栗はだんだん色づいてきた。出かける間際につんでもらった茗荷はおみおつけの実にしたり薬味にしたりで楽しんでいる。夫は週末から*また*海外出張なので、いただいた数々は実家にもっていって、そこでまた楽しむつもりである。
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