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齢三十を越えてなんだかんだと激動と変化の人生を送っているreikonaである。 が、ここへ来てまた変化がありそうな予感。自他ともに認めるフリーター主婦なのだが、この前から片足を突っ込んでいる会社が「正社員になれなれ」攻撃をしてくるのだ。バイトだといろいろ面倒くさいし、一括払いでむしろ安く使おうということらしいのだが、うーん、せっかく(夫が)借金して買ったあたらしいマンションなのに、家にいる時間が減るのはやだー。ネットだって使い放題なのに、南向きのベランダには草だって生えてるのに、昼間外に拘束されるのはやだー。この年になって毎日お化粧して外にでるなんて、もう、かったるくて…。 とごねていたら、時間はかなりご相談しますから…ていうことだった。私の主張は限りなく正社員に近いバイトじゃだめすか?ということで、向こうの主張は限りなくバイトに近くていいから正社員になれ、ということだ。だいたいこの年になって正社員だなんて…。聞こえはいいがもちろん低賃金である。ベンチャー企業なので低賃金な分はストックオプションつき。これが大金にばけるかただの紙切れになるかは社員の働き次第。いままでずっと二つ返事で断ってきたのに、ここへ来て妙に熱心に誘われているのだ。ああああ、はめられていくー。正社員のメリットよりもデメリットのほうが目についてしまうんだなぁ。えーと正社員になると働く日数が増えるから定期券がもらえる。それから会社がつぶれたら失業手当が出る。 はぁ、揺れる乙女心である。
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