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土日一泊で宇都宮に小旅行である。目的は餃子めぐりではなく、宇都宮美術館で開かれるデュフィ展である。会期は25日からだが、ライフワークとして趣味の域を越えたデュフィ研究を繰り広げている自称「デュフィばか」のぱぴちゃんが、前日に行われる内覧会とレセプションのご招待を受けていたので、tenkoさんとともにお相伴にあずかることになったのだ。 朝9時に新宿駅で待ち合わせて上野に向かう。レセプション出席なので、ぱぴちゃんtenkoさんともフェミニンな装いをしているのが新鮮である。上野から「ラビット号」に乗り、一路宇都宮へ。車内でデュフィ展のつり広告を見てはしゃぐぱぴちゃん。宇都宮駅につき、とりあえず腹ごしらえに餃子を…と駅ビル内を歩くと「築地銀だこ」発見。思わず昼食が餃子がたこ焼きにすり替わるが、美味し。ホテルにチェックインしてから美術館に向かう。目的地が近づくにつれぱぴちゃんの挙動が怪しくなってくる。かなりご機嫌である。舞い上がっている。暴れないようにねとだけ言って好きにさせておくが、その様子を眺めている側もかなり幸せ。 宇都宮美術館に行くのはこれで2回目だが、相変わらず気持ちのいい美術館である。先に常設展のデュフィ12点を見てからセレモニー出席、内覧会へと進む。ぱぴちゃん入り口で「あ、あたし、もう※△□○◎%$÷…」と口走りながら姿を消す。再び彼女に会うのは30分後、内覧会終了時であった。私にとってデュフィはもともと「割と好き」な画風だったが、ぱぴちゃんの影響でじわじわと啓蒙され、いまや「かなり親しい感じ」の画家である。出展数は138点、早足に見て回るがまあ明日も来るんだし、またのお楽しみである。 レセプションは館内のイタリアンレストランで。ここは公共施設内にあるとは思えない質の高さで、今回も期待通り。ゲストであるポンピドーセンターの学芸員氏とフランス語でおしゃべりをするぱぴちゃん、ずいぶん盛り上がっている。おぉ、ほっぺたにチューまでされている。友人として鼻高々な思いをしつつ、出てくる料理をぱくつく私とtenkoさん。おーほっほっほっほ。夜ご飯は今度こそ餃子。宿に帰り興奮冷めやらぬまま図録をめくり、辞書を片手に学芸員氏にもらったサインのコメントの解読に励むぱぴちゃんなのであった。ぐー。
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