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というわけで、新しい冷蔵庫が来た。 9時から11時までの間に配送と引き取り、というので今まで使っていた冷蔵庫の中身を8時半ぐらいから箱に移し替える。冷凍室に入っていた分は、氷と一緒にアイスボックスに入れて我が家で一番涼しそうなところに置く。もともとぎっしり入っているわけでもないので、あっさりと中のものは出し終わるが、こうして見ると思ったより不要なものが数多く入っている。お刺身のパックについてきたわさびやお寿司のおしょうゆなど、こまめに処分しているつもりなのに知らない間に溜まるものだ。 空になった冷蔵庫の中を掃除機できれいにして、目に付いた汚れを布巾でぬぐう。それから普段は目のとどかない上部も洗剤をつけた雑巾で拭く。きれいになるものだなぁ。ドアの右側にある凹みは、石川に住んでいた頃あける度に調理台の角にあたって出来たもの。真中あたりにあるべたべたは昔シールを貼っていた跡。新婚の頃の思い出も詰まっている。故障して買い換えるわけではないので、誰かに使ってもらえればいいのに、と思ったりする。ごそごそと取扱説明書の束から冷蔵庫の説明書などを出して、もしリサイクルに回すようだったらこれもつけてもらおうか、などと考えているうちにチャイムが鳴った。 今までの冷蔵庫をまず部屋の外へ出す。「これって捨てちゃうんですか?」と聞いてみると「そうですねぇ(苦笑)」という答え。そっか、捨てちゃうんだ。じゃあもうコレ(取扱説明書)も要らないね。やっぱり後ろめたい気持ちはぬぐえない。今さっきまで現役で働いてたんだもんね。 配送のお兄ちゃんは見習クンを一人従えて来ていて、声だけ聞いてると堂本剛そっくり。冷蔵庫の運び方を見習クンに親切に教え込んでいる。聞いていてなかなかいい感じ。冷蔵庫はモノが大きいし、引越しの時と違って壁や床を保護する(養生っていうんだそうですね)訳ではないので、ずいぶん気を使って作業をしている。 テキパキとした作業のおかげで程なく新しい冷蔵庫がすえつけられた。容量は1.5倍なのでやはり大きい。幅は今までのとほぼ同じだが、高さと奥行きがある。ちょっと見ると「おっ?」という圧迫感。しばらく放置した後電源を入れ、さらに2〜3時間経ってから食品を入れるように、と説明書に書いてあるのでその通りにする。 そうすると全部で半日がかりの作業になる。新しい冷蔵庫は完全に冷えるまでは少し音が大きいので余計に存在感があるが、やはり新しいだけのことはある。高機能だし、省電力だし、いろいろ便利にできてるし。 こうやってだんだん新しいものに慣れていくのかな。結婚して以来毎日のように開け閉めしていた冷蔵庫、今までありがとうね。ばいばい。
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