WELLA
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2001年02月28日(水) 初出勤

というわけで、バイト初日。派遣会社の担当の人と駅で待ち合わせて四方山話をしながら職場へ向かう。昨日依頼されての今日から働くので、とても感謝される。周囲は魚河岸の朝が一段落してまだ昼間の顔になっていない、奇妙な静けさである。オフィスは比較的新しいビルの8階にあり、環境はまあまあ。派遣先の人となんとなく世間話をして仕事につく。

一緒に仕事をする人は気心が知れているので、請け負った仕事をちゃっちゃと分担して進めていくが、肝心の仕事が…ない(笑)。そもそも繁忙期でどうしても人が必要だからといわれて入った仕事だが、確かにやるべきことは山積しているようなのに上流の方で滞っていて下まで降りてこないようなのである。ダムの決壊が怖い。例えば親会社の意思決定の遅さが私のいる子会社の業務を左右するとか、発注先の突き上げを食らうとか、滞る要因はさまざまあるのだが、今日一日見たり聞いたりしていると、どうもそのうちのかなりの部分が上司に当たる人の処理能力に拠っているようである。彼自身が仕事全体のやるべきことやらなくていいことの判断がついていないようで、その都度業務を請け負っている側がとばっちりを受ける、という図式らしい。

長期間いるのならさまざま提案したり改善したりもするが、10日足らずの勤務だし、私が請け負った業務は時限性のある一回限りのものなので、だんまりを決め込むことにする。それにしても無駄の多い仕事である。しかし会社に従業員がいる以上するべき仕事が必要であり、でも、効率があがるということはすなわち仕事を取り上げることにもつながるのだなぁ。なんだかんだいっても所詮親会社のスネは太い、ということか。
明日はもんじゃ焼きを食べに行く。


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