WELLA
DiaryINDEXpastwill


1998年06月02日(火) 緑と申しましても

−この色の名前が言えるかね。

はあ、「緑」ですね。

−じゃあ、こっちの色は。

あ、こっちも「緑」です。

−同じ色かね。

いや、ちょっと違うな。あ、わかった。こっちは「黄緑」です。

−この色はどうかね。

えっと、「深緑」です。

−これは。

「モスグリーン」かな。

−これは。

「エメラルドグリーン」、ですね。

−これは。

「黄緑」。

−じゃ、さっきの色と一緒かね。

いや…。そういや、さっきより薄いから、「白黄緑」。

−そんな名前があるかね。

ええと、じゃ、「ペパーミントグリーン」。

−こっちの色はどうだ。

ええっと、それは「萌黄色」です。

−こっちの色は。

ええと、ええと、ええと、「濃い深緑」です。

−じゃ、これは。

それは…(灰色がかってるよな、でもモスグリーンより白いし…。)「白モスグリーン」

−だから、そんな名前があるのかね。

はあ、でも説明できないっすよぉ。「シルバーグリーン」なんてありましたっけ?

−ふむ。どうだったかな。知らんな。

あ、実は言えないんじゃないんですか?

−ばっかもん。人のことはどうでもよいのじゃ。
これで一口に木々の緑といってもいろいろあることがわかったじゃろう。
どうだ、恐れ入ったか。

参りました。


--------------------------------------------------------------------------------

というように、カレッジの庭の木や草の緑は実にさまざまで、とても識別しきれるものではないのでした。


れいこな |MAILBBS