WELLA
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1997年12月01日(月) 第31話 さよならネパール(最終回)

ついにネパールとおわかれするときがきました。
わたしはいままでネパールについて全ぜん知らなかったけど、この6日間で、いろいろな人と知りあったり、お寺を見たりして、たくさんべんきょうしました。

わたしがすごいなと思ったのは、ネパールの人たちは大人も子どももみんなえいごをしゃべれることです。ちいさい子どももえいごをはなしてものをうったりしていました。
日本ではだいがくいんせいのおにいさんたちでもえいごができない人がおおいのにえらいな、とおもいました。

それからびっくりしたのは、ネパールではかみさまは一つなので、どのしゅうきょうの人たちもみんななかよくくらしていることです。ほかのくにの人たちもネパールの人たちにそのことをならって、しゅうきょうのせんそうがなくなるといいとおもいます。

わたしは日本を出るときは、あまりネパールがすきだとはおもわなかったけど、今は大すきになりました。
またこれからもっといろいろネパールのことをしって、またきたいとおもいます。

ナマステ。


*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*
という文章を空港の待合ロビーでノートパソコンに打ちこんでいた。
出発時間をとうに過ぎているのに、なんの案内もない。結局一時間以上の遅れとなった。係員の態度は横柄である。
チベット仏教の僧衣をまとった若者のグループがいて、なぜか私に話しかけてきた。彼は英語を話さない。なんとか彼がこれから「徳島」に行くことを聞き出した。それだけである。言葉が通じなければ彼が話しかけて来た目的も知ることはできない。

誰もが英語を話す国。みんなが親切にしてくれる国。
私達の体験した「ネパール」は、この国のほんの一握りの心地よい部分だけだったのかも知れない。それでも私はこの先もこの国を愛する。


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