イスラエルのやり方が間違っていることは、通常の人間なら解る。
テロは、あまりに非道で下劣な行為だが、 そのような行為をされる自分達にも非があるんだという、 自らをわきまえる気持ちが必要だろう。
誰がどのような気持ちでやっているのかもはっきり解らないテロなのに、 それをパレスチナ人の全体の悪のように捉えて、武力で抑えるのは明らかに間違っている。
難民や一般市民の方々はとんだ災難だ。 というより「災難」なんていうだけでは片付けられない。 自分の家を正当な理由無く壊すやからなど、悪以外の何者でもない。
僕はGWに実家に帰るつもりなのだが、もし自分の実家が潰れていたら、 実家を潰した奴をとことん恨むだろう。 そして、気持ちが晴れるまではしっかり生きていけない気がする。 親や兄弟の命がとられたとなると物事はもっと深刻で重大だ。
でもそんなことが正に起こっていることが問題なのだ。
イラクのフセインは、イスラエルの軍事行動に対し、 「イスラエルへ原油の輸出をやめる」と言って、経済的措置で反対を明らかにした。
アメリカも本当にイスラエルの軍事行為をやめさせたいなら、 イスラエルに物資を輸出しなかったらいいのだ。そのように全世界に呼びかけたらいいのだ。
結局、 「私達はイスラエルに『これ以上の侵攻を止めろ』と言ったんですが、止めないんです」 というアメリカの行為からは、 「アメリカの平和的なイメージや、リーダーシップを世界にアピールしたい」 というようなものしか伝わってこない。
口ではイスラエルに止めろと言っておきながら、 実際には経済物資や資金は送っているように思える。
お金とアメリカの名誉が保てれば、パレスチナ人の命や家などどうでもいいのだ。
こんなこと僕の勝手な憶測であるけれども。
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