2001年10月16日(火) |
リクルートな内定式のリクルートな研修 2日目 |
5時まで飲んで騒いだ身だが、今日はプレゼン大会。 8時半に起床でしょう。 リンは寝てるが、ノソノソ起きて朝ご飯を食べる僕と純。
バイキングらしいがそんなにがっつく余裕は無い。 逸話に残る北欧のバイキングに申し訳ないが、僕達の体が食を受け付けないから仕方ない。
純は味噌汁を2杯、オレンジジュースを3杯飲んでいた。 かなりの水分を吸い取られるほど悪い夢でも見たのだろうか。 純の事がちょっと気になるが僕はいつでもマイペース。
クロワッサンを一口サイズに小さくちぎって口に放り込む。 ときどき純が味噌汁の油揚げなどを僕の口に放り込んでくれる。 パンだけ食べて栄養が偏る僕の事を心配してくれているのだろうがいらぬお世話だ。
でも昨日出会ったばかりなので冷たいことは出来ない。 笑顔でその油揚げを食べる。 意外に味は良くて純の油揚げを全部食べてしまう。
彼は続いてワカメを放り込もうとするが「もういいよ」と断る。 その辺はきっちりしておかないとのちのちに響く。 次に会ったときに僕の嫌いなセロリなんて放り込まれることはあまりにも厄介であるからだ。
朝ご飯を食べて昼ご飯までプレゼンの完成に向けて精力を尽くす。 結局、僕たちは劇形式の「リクえもん」をやることにする。
第一幕:リクえもんがリクナビを出してのびたの就職活動のやり方を教える。 第二幕:次はゼクシィを出してのびたとジャイ子の結婚を後押しする。 第三幕:最後に住宅情報を出してのび太とジャイ子と子供ののび男との住居選びを助ける。
というとても解りやすい内容。
そして最後に 「リクルートはこんな風に人々の人生の節目で情報を提供しています。 同時にリクえもんを使って成長してきたのび太のように、 個人がリクルートを利用して、 自分の価値基準で物事が判断できる人間になってくれる事を願っている会社です」 と締めた。
僕はメガネが似合っていることもあり、のび太役に抜擢される。 そして僕達はキャストをきっちり決めて何度もリハーサルを繰り返した。
12:30からは25チームを4つに分けて4会場で予選を行う。 そして各会場上位2チームが決勝に進むわけだ。 僕達「リクえもん」チームはただならぬ熾烈の争いの中予選を勝ち上り決勝進出。
決勝はかなりハイレベルな戦いであったが、僕はかなり優勝するつもりでいた。 予選以上に気持ちを込め、声を出して、体全体で演じた。
全ての発表が終わり結果発表。 僕達「リクえもん」は願いもむなしく敗れさる。 とても悔しかったが、全力を出し切ったから後悔は無い。
全てが終わって、リンと純と僕は3人で同時に握手した。 彼らとほんとにひとつになれた気がして嬉しかった。
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