2001年09月26日(水) |
自動車免許取得合宿 初日 |
ひかり177号に9時に乗る。 指定席なので切符を見ると「14号車・17番B席」と書かれている。
禁煙車である14号車の後部出入り口から乗り、自分の席を探す。 B席は通路を挟み3シート側の中央であるらしい。 2シート側でない事を悔やむ。
「19、18、17」 と17番を探し当てたところで、B席を見る。 A席とC席にはスーツを着たサラリーマンがすでに座っていた。 Aは日経新聞を読み、上着を窓際のフックにかけている。 Cも産経新聞を読んで、靴を脱ぎ足を鞄の上に置きかなりリラックスしている。
「ちょっとすみません」と一声かけ、B席に座る。 ふぅと一息ついたところで、何かしら妙な圧迫感があることに気付く。
そうなのだ。 AもCも大胆不敵に両方の肘掛を使って本を読んでいたのだ。 そのため僕の肘掛は見るも無残に消滅していた。
じわじわと怒りが込み上げる。 でもこの怒りはぶつけようがなかった。 AとCのどちらの方から片方の肘掛を奪っていいか解らなかったからだ。 また自分が両方から肘掛を奪うという考えはちょっと大胆すぎた。
僕はぴったりと両肘をわき腹につけて肘掛が取れるチャンスをじっと待っていた。。 そうするしかなった。 ひかりはそんな僕の状況とはお構いなしに新神戸駅を過ぎていった。
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