村上春樹にくびったけ。 夢中なのである。 目が無いのである。 とるもの手につかないのである。
それはさて置き、今私は彼が書いた「TVピープル(文集文庫)」という短編を読んでいる。 初版は1993年だが書かれた時は1990年頃。 約11年経っている。 11年前というと私は14歳である。 即ち中学2年である。
あの頃はたぶんだが、私は橋立中学校の2年生だっただろう。 休みの日は私の家から自転車で30分ほどかかるフクの家でよく遊んでいた時だ。 ダイチャンやクロチンやカツヒサンやモリテも居たのだ。 そのフクの部屋の事を思い出すと、なぜかラビットの Thank you my girl を思い出す。 音楽をあまり聴かない私としては情景と歌がいっしょに思い出される事は本当に珍しい。
ところでラビットは今頃何をしているんだろう。
ここで Thank you my girl の歌詞抜粋 −−− 勝手だね 男は澄ました顔で 違う扉を覗きたがるけど 最後に帰る場所はひとつだけ 安らかな君のぬくもり −−− 彼らにとってドラマのタイアップやスマッシュヒットは違う扉だったのだろうか。
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