My追加
過去のトラウマ日記
なぎさ



 権利を下さい

頭が重い、ガンガンする。
立ち上がるとめまい、食欲もなし。
変な音が聞こえる、これって幻聴なのかも。
昨日の日記が原因?
いや書かなくても、どっちみちこんな症状はしょっちゅう。
普通でいられる日は短い。
苦しく辛い日々の方が圧倒的に多いのだから。

何か食べ物買いに行かなくては、とコープに行く。
パン屋の横に休憩テーブル。
ここに座ったことが、新たな苦しみの始まりだったのか。

+++++++++++++++++++++++++++++++

ミキちゃん、家も知らない、ただ公園で会うだけの小学3年生の女の子。
初めてあなたのお母さんを見たよ。
いつも太陽と遊んでもらってるお礼を言おうと思った。
だけど、ほんの数メートル先まで近付いた時、見てしまったの。
あなたのアゴが天井を向くぐらい、殴られていたところを。
公衆の面前で、3回も。

あなたのお母さんの怒りの原因は、あなたが甘えたことだよね。
お母さんと一緒にカートを押したかっただけだよね。
それなのに、なぜ?

その瞬間、唇をかんで泣くのを我慢してたあなたを私は見ていたよ。
あれは、殴られ慣れている顔。
決して、子どもらしい顔ではないよ。
殴られた痛みではなく、私達同類にしか分からない「心の痛みに耐える顔」。

そして数秒後には私達をみつけ、笑顔を見せてくれたね、
何ごともなかったかのように。
まるで、幼い頃の私。

ミキちゃん、あなたはこれから何回殴られるんでしょうか?
どういう大人になっていくんでしょうか?

お父さんは守ってくれるの?
殴られてもお母さんが好き?

+++++++++++++++++++++++++++++++

小泉さん、私に『虐待されている子どもを保護する権利』を下さい。

『親の仮面を被った獣(けだもの)を、抹殺してもよい権利』を下さい。


・・・・・・ミキちゃん、そうしたら私はあなたを救える?





2001年07月20日(金)
初日 最新 目次 MAIL HOME



↑エンピツ投票ボタン
My追加

My追加