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■ バイエルについて思ったこと
ヤマハの幼児科を卒業した下の子、個人レッスンに通い始めて バイエルを使い始めたって話を前回書きました。
両手とはいえ、バイエルの始めの方ごとき(失礼)に苦戦する様子を 眺めていて数日。ある日,突然、簡単!と言って弾けるようになりました。 ついでに、まだ宿題といわれていない、次の曲も、その次の曲も初見で ひいてしまいました。
察するに、楽譜を見て指を動かすという回路が繋がりはじめたのではないかと。 ほんとうに、突然の変化で、ちょっと面白かったです。
(今のところ、その次の曲は急に弾けなくなって、むずかしい〜 と言っていますが、 この曲も、突然弾ける様になるような気がしなくもない)
この子は楽譜が全く読めない訳ではないのですが、 幼児科では、プライマリーの曲は、聞く→歌う→弾くだったので論外としても、 ホームワークレパートリーも、 楽譜を読む→音を覚えてできれば歌う→弾く と一段階挟んでいたんです。 そう声をかけて下さい、とヤマハではいわれていたし。
今回のバイエルの曲は、まず音を覚える、という段階は完全に省略しました。 「してはいけない」と、先生にいわれた訳じゃないけど、 ヤマハでやってきた曲を体験もふくめてレッスンで何回かみてもらいましたが、 楽譜をちゃんと見て弾いて〜 っていわれるんですよね。
バイエルは最初の方でもプライマリーより曲が長めの傾向だし、オクターブ上なので 音が高くて歌いしにくいし、覚えやすい曲ばかりじゃないので、 いつまでも、覚えて弾く、じゃ、行き詰まるのも目に見えているし。
いろいろな意味で、バイエルって、プライマリーとかけ離れた教材だと思います。
苦手な高音域(中央ドからソが一番読みやすく、高いドより上は苦手だった) 左手がト音記号、単音(左手はヘ音記号で、和音が読みやすい←見慣れているから) 指の固定化も欠点と言われますが、うちの子は、むしろ固定していなさすぎだし。 曲らしさよりも、指の練習を重視しているのかな?って曲も多く、 曲名がなくて番号のみ。 似たようなレベル(?)の曲も多いので、ほぼ1曲で一つの新しいことを マスターしていくプライマリーとは大違いです。 (普通の教本はどれもそんなものだと思いますが。プライマリーが特殊)
でも、それが、幼児科育ちのうちの子が、楽譜を見て弾けるようになる練習に 良いのかも、とつくづく思ったのでした。
本人は、最初は、控えめに「知ってる曲がなくてつまんない」と 言っていたのですが、今は弾けるようになること自身を楽しんでいるようです。 ついでに、連弾になっている曲もぽつぽつあって、それも楽しみのひとつ。
併用する曲集も、純粋にバイエルで育つ子の場合は、バイエル併用の曲集で、 バイエルで習った範囲で弾ける曲をやるものかもしれません。
うちの場合は、ヘ音記号だの和音だの、指くぐりだのシャープフラットだのは 問題がないので、曲の方は割と自由に選べるのが良いところです。 こちらは、メロディーを覚えて弾いているように見えますが…楽しんでます。
2013年12月02日(月)
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