昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2006年06月29日(木) Let me forget about today

地面が発熱したような一日。暑かった。生きとし生けるもの、片っ端からみんな腐ってしまいそうな感じだった。

クソ暑い昼休み、同僚たちと連れ立って、本町の照明のクラーイお洒落なパスタ屋でランチを食べた。本町などで制服姿の女子たちに混じって、お菓子の話やテレビドラマの話なんかしながらお昼を食べていると、なんだか自分が通常通りの人間になったような気分になる。上辺だけなら、そこそこやっていけるじゃないか。通じ合おうとするほうが間違っているのだ。

帰り道、GAPのバーゲンで、Tシャツを3枚買った。黒と白を選んだところで店員が、3枚買うと1枚1300円だと言うので。オレンジなんかどうですか、スッゴイ似合いはると思うんですう、などと勧められ、まあ誰にでも言ってるんだろうけど、と思いつつ、言われるがままに3枚目はオレンジを買った。胸に当てて鏡に映すと、いつまでも熟しきれないミカンが立っているみたいに見えた。

ジュンクに寄って、カポーティ『冷血』の新訳文庫と、ジム・トンプスン『失われた男』(扶桑社文庫)を買った。ジム・トンプスンは文庫オリジナルなんだとか。

帰宅したら、大きくなった『en-taxi』があった。Tが買ってきたのだろう。まあ、いろいろとやってみたいんでしょうな、とパラパラとめくる。わたしは今、レーモン・ルーセルの『アフリカの印象』に夢中なので、雑誌を読んでいる余裕はないのだ、残念ながら。

晩ごはんには、グリーンボールとツナの蒸し焼き、オクラ冷奴、イカときゅうりの酢の物を作って食べた。
夜は、KILAを聴いた。アイリッシュ。『ルナパーク』というアルバムが物悲しくてすごく良くて、最近はこればっかり聴いている。

恬淡とした日々を過ごしたい。


フクダ |MAIL

My追加