昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
朝、目が覚めたら8時をすぎていた。出かけるまであと30分もない。 わお、と思いつつ、ヨーグルトにバナナをまぜて、台所で立ったまま食べる。お湯をわかして珈琲も淹れた。少々寝坊したくらい、何だって言うんだ、という気分。 自転車を飛ばした甲斐あって、始業には間に合った。修理したばかりの自転車は、ブレーキがききすぎて逆に怖い。 お昼には、ミックスサンドイッチを買って食べた。245円也。それと蜜柑1個。
午後から、打ち合わせのため神戸に行った。転勤してきて新しく担当になったUさんはおじさんで、カツラだった。髪の毛でできた帽子をかぶっているようだった。別にそれが悪いわけじゃない。ただ、思いっきりカツラやなあ、とひとり心で思うだけ。そして、事あるごとに頭部に目がいってしまうだけ。
終業後、天満橋のジュンク堂で本を買った。 待っていた山田宏一の新刊が並んでいたのに、迷った末結局買わなかった。なぜだ、なぜなんだ。3,800円に怖気づいたのかもしれない。 買った雑誌。 野坂昭如特集の『ユリイカ』を。『行き暮れて雪』について、野崎歓が書いていたので。 小島信夫特集の『水声通信』を。小島信夫がチェーホフについて語り下ろしてくれているらしいので。 買った文庫本。 小川洋子『博士の愛した数式』(新潮文庫)。小説を読む前に、映画を先日試写会で鑑賞済。文部科学省も喜んで推薦しそうな、ノッペリした凹凸のない映画だった。別にそれが悪いわけじゃない。まあ、こういう具合にしか撮れなかったんやろうなあ、と思うだけ。映画のことは早く忘れて、これから小説を読んで、自分の頭で創りあげた世界で味わいなおそうと思う。
「青い麦」で「大豆ファイバーブレッド」というパンを買って帰る。280円也。フワフワの食感が、最近のお気に入り。
夕食。鶏肉と玉ねぎの煮こみ、赤玉ねぎとツナのサラダ、小松菜と揚げの煮物、白菜の漬物、ごはん、ビール大瓶1本。 宅配の野菜屋から玉ねぎが2週連続2キロも送られてきたから、今日は玉ねぎ料理。
友人に電話をかける用事があったのだが、口を動かすのが邪魔くさいから止めにした。
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