昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
夜中の午前2時起床。起床というのか、なんというのか、とにかく2時から寝られなかった。この際、新聞配達のバイトでもしようかと思う。
日曜日は、芦屋の美術博物館にエドワード・スタイケンの写真を観に行った。ポートレイト展で、被写体はチャップリンとかグレタ・ガルボとかトーマス・マンとかリリアン・ギッシュとかサンドバーグとか、有名著名人が中心。 ほとんど人のいない展示室で、古くてどこか懐かしい、黴くさいような写真を観ていると、美術館のその場所だけ、時が遡っていくようだった。 講義室で、評論家による『スタイケン論』を1時間半も聴いたりもした。途中、30分ほど居眠りをした。授業中に寝るのは、無類の気持ちよさだ。
帰りは美術館から阪急芦屋川駅まで歩いて、ビゴの店で煙草入れの形をしたフランスパンを買った。
月曜日の朝ごはん。野菜スープ(大根、人参、じゃがいも、たまねぎ、ベーコン)、パン、ゆで卵、珈琲、ヨーグルト。 弁当。焼き鮭、カボチャの煮つけ、キャベツの胡麻和え、ピーマンと昆布の和え物、ごはん。
会社からの帰り道、天牛書店でエマヌエル・スウェーデンボルグ『霊界日記』(角川文庫)を買った。300円。 それからも本屋や八百屋でうだうだ油を売っていたんだけれども、今日は焼酎片手にテレビで野球を観るつもりだったことを思い出し、しまったしまったと、早々に帰宅。
晩ごはん。カツオのたたき、シメジと水菜のさっと煮、湯豆腐、きゅうりもずく、焼酎数杯。
タイガースは、はたして小林とかセラフィニとかなんとかとか、このあたりの投手を打てるんだろうか。打てないんじゃないのか。不安だ。けっこう本気で不安だ。なぜこんな気持ちになるのだろう。
寂しい時とかしんどい時に助けてもらって、野球には本当に感謝している。今シーズンほど、そう実感したことはない。だから、来月からどうやって生きていけばいいのだろうか。心もとない。 今年、最も幸せだと思った「野球のある風景」は、8月の13日か16日に、甲子園のスタンドで奥泉光の『モーダルな事象』を読みながら、西校の試合を見てた時。
夜、玄関のポスターを、トリュフォーの『恋愛日記』から『トゥルーへの手紙』にはりかえた。
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