昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2005年10月12日(水) 生活の裏側で

ひさびさの快晴。しかし、日中は暑くて、とても10月とは思えない。金木犀の香りだけが、宙に浮いている。

朝ごはん。鰯の焼いたの、梅干、豆腐のみそ汁、ごはん、チチヤスヨーグルト。
弁当。ササミの塩コショウ焼、人参のキンピラ、じゃがいも、卵焼き、ごはん。
今朝の音楽は、susanna and the magical orchestra。ビョークっぽいけど、ビョークより内省的なところが好き。

夕方、難波から天満橋まで歩く。大阪中心部をズイズイと横断。たどり着いた天満橋より、水面に映るビル群の灯りを眺める。汚くて猥雑でどうしようもない街だけど、まあそう捨てたもんでもないか、とこの辺りを歩くと思う。

天牛堺書店で。柳宗悦『工藝の道』(講談社学術文庫)、多木浩二『生きられた家 経験と象徴』(岩波現代文庫)を購入。計800円、だった、確か。

これからどうなるんだろう。
あなたいったいどうするつもりなんですか、と自分に問うてみるのだけれど、なあんにも答えが返ってこない。見事にからっぽ。とてもつきあいきれない。
ここまで考え至るとき、ああ帰って焼酎でも飲もう、そして世界を麻痺させよう、と思ってしまうのだ。

晩ごはん。ホタテのバター焼、レタスと赤玉ねぎのサラダ、冬瓜と人参のエスニック風スープ(エスニックって、仕上げにナンプラーをたらしてみただけ)、ビール。

夜はお約束どおり焼酎を飲みつつ、福武文庫の『チェーホフ短編集』から、『ともしび』と『六号室』を読み返す。この本、何度も読みすぎてずいぶんくたびれてきた。どこかで見かけたら買いなおしたい、しかし、どこにも売っていない。


フクダ |MAIL

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