昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
ひさびさの快晴。しかし、日中は暑くて、とても10月とは思えない。金木犀の香りだけが、宙に浮いている。
朝ごはん。鰯の焼いたの、梅干、豆腐のみそ汁、ごはん、チチヤスヨーグルト。 弁当。ササミの塩コショウ焼、人参のキンピラ、じゃがいも、卵焼き、ごはん。 今朝の音楽は、susanna and the magical orchestra。ビョークっぽいけど、ビョークより内省的なところが好き。
夕方、難波から天満橋まで歩く。大阪中心部をズイズイと横断。たどり着いた天満橋より、水面に映るビル群の灯りを眺める。汚くて猥雑でどうしようもない街だけど、まあそう捨てたもんでもないか、とこの辺りを歩くと思う。
天牛堺書店で。柳宗悦『工藝の道』(講談社学術文庫)、多木浩二『生きられた家 経験と象徴』(岩波現代文庫)を購入。計800円、だった、確か。
これからどうなるんだろう。 あなたいったいどうするつもりなんですか、と自分に問うてみるのだけれど、なあんにも答えが返ってこない。見事にからっぽ。とてもつきあいきれない。 ここまで考え至るとき、ああ帰って焼酎でも飲もう、そして世界を麻痺させよう、と思ってしまうのだ。
晩ごはん。ホタテのバター焼、レタスと赤玉ねぎのサラダ、冬瓜と人参のエスニック風スープ(エスニックって、仕上げにナンプラーをたらしてみただけ)、ビール。
夜はお約束どおり焼酎を飲みつつ、福武文庫の『チェーホフ短編集』から、『ともしび』と『六号室』を読み返す。この本、何度も読みすぎてずいぶんくたびれてきた。どこかで見かけたら買いなおしたい、しかし、どこにも売っていない。
|