昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
2005年06月14日(火) |
お風呂あがりに、冷たいレモン水を飲む |
5時30分起床。うすぐもり。朝刊を開けば倉橋由美子の訃報あり。悪いニュウスは大抵新聞から知るので、開くのがこわいように思うときがある。倉橋由美子の作品では「ヴァージニア」に収録されている短編が好きだったなあ、と思い出す。あの本もきっと実家の本棚に残っているはず、今度さがしてみよう。
仕事。特に問題なく、穏やかにすぎる。今は凪の時。午後、Mさんがカップに入ったかき氷を手土産にブラリとやって来る。誰もいないのをいいことにNさんと3人で、木の薄っぺらいスプーンで氷をガキガキかきだして食べながら雑談。私はイチゴ味のをいただいた。後で鏡をみたら、舌が真っ赤に染まっていた。 帰りにジュンク堂大阪本店に寄って、山田稔の「八十二歳のガールフレンド」をとうとう見つけた。週末に行った難波や天満橋の店にはまだ入ってなかったので、やっとめぐり会えたという感じだ。ジム・トンプスンの「おれの中の殺し屋」も一緒に買う。これはトンプスンの代表作「内なる殺人者」の新訳。 文芸文庫の新刊は3冊とも気になるが、いやいや欲望のままに行動してはならぬ、ここはグッと我慢して、迷いに迷って「東京小説」を選ぶ。しかし、Tが同じ「東京小説」を買って帰ってきたのには地にめり込むほどに衝撃を受けた。そうと知ってたら、私は石原吉郎を買ったのに!ああショック。気になる本やCDが出た時はダブって買わないよう事前にきちんと打ち合わせておくのだが、今月の文芸文庫にかぎってはノーマークであった。油断大敵だ。悔しくて、夜も眠れず。って、嘘だけど。蚊取り線香をたいてグーグーと寝た。
その他、今日の買物。天牛書店で多和田葉子の「変身のためのオピウム」を。400円。帯のところがよれてくたびれていたけれど、帯なので全くかまわない。八百屋で、エリンギ(100円)とニラ(80円)とトマト3つ(200円)。文房具屋で日記帳も。5年分書ける5年日記。20歳のころから同じ日記帳を使っている。これには、その日の天気と買ったものこれから買いたいものとその予定、作った料理の覚書、それに人の悪口を実名入りでツーラツラと書いている。
夜、「うさぎのミミリー」読了。次は「グロテスクな教養」を読む。夜中に雨ザアザア。
・購入物:山田稔「八十二歳のガールフレンド」(編集工房ノア) 野坂昭如「東京小説」(講談社文芸文庫) ジム・トンプスン「おれの中の殺し屋」(扶桑社ミステリー文庫) 多和田葉子「変身のためのオピウム」(講談社) これのみ古本
・朝食:コーンパン、リンゴジャム、ゆで卵、トマト、バナナ、珈琲 昼食:弁当(ごはんふりかけつき、梅干、豚のピカタ、シシトウ焼、蒸したジャガイモ) 夕食:ニラともやしの春巻きにチリソースをかけて、大根と油揚げのみそ汁、レタスとキュウリの胡麻もみ、冷やっこ、麦酒、ちょっとだけごはん
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