昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2005年06月02日(木) 君が消えてなけりゃいいな

 雨。黒い雲がはりだして、暗い朝。いつもは日がふりそそぐので朝は滅多につけない、台所の電灯をつける。電灯をつけると、余計に外が暗いように感じるのは、なんだかさみしい。

 地下鉄で出勤する。地下鉄の出口付近で偶然Wさんと出会って、話しながら歩く。Wさんが昨夜見たという悪夢の話。海から巨大な蟹が現れて、ハサミで体をつまみあげられ振り回されたとか。これがホントの蟹バサミだ。悪夢というよりも、なんだか愉快みたいだ。何があったっていいじゃないか、どうせ夢なんだから。どんなに苦しくて辛くておそろしくても、それはただの夢だ。
 別の話の中で、Wさんは、私が文学部出身じゃないと知ってビックリしてた。何故だろう。

 帰りに、ちょいと今気になっている本を探しに行こう、と古本屋さんをいくつかまわってみた。が、「博物誌」も「自然と人生」も見当たらず、全然見当違いの文庫を105円で2冊買った。どちらも対談集。安部公房の本を買うのは久しぶりだ。高校生の頃はチョコチョコ読んだのだが、最近はとんとご無沙汰。高校の時の現代文の先生が安部公房に似ていて、アベちゃんアベちゃん、と呼んでいたのを思い出した。アベちゃんは、中島敦の面白さを私に教えてくれたいい先生だった。アベちゃんは今も元気でいるだろうか。

 帰宅して、地味な晩ごはん。今日はビールを飲まず。何故ならば、飲み尽くしてしまってストックがなかったから。くー、寂しい。
 食後、朝刊に載ってた、宮沢和史による、カエターノ・ヴェローゾライブ評を読み、切り抜いておく。
 寝る前に、Tがもらってきてくれた「未来」の6月号を読む。

・購入物:安部公房、ドナルド・キーン「反劇的人間」(中公文庫)
     開高健「ああ好食大論争」(潮文庫)いずれも古書

・朝食:ごはん、わかめみそ汁、梅干、塩昆布、海苔佃煮
 昼食:お弁当(ピリカラケチャップをからめたソーセージ、レタスのおひたし、じゃこ入り卵焼き、ごはん)
 夕食:焼き魚(鯵)、冷やっこ、小松菜と厚揚げの煮物、ワカメみそ汁(朝の残り)、キュウリとじゃこの酢の物、ごはん 


フクダ |MAIL

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