昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2005年06月01日(水) うたうように歩きたい

 6月になった。日がすぎるのは早いもんですな。

 水曜日の風景。

 午前5時30分起床。朝方、足の裏を蚊にかまれた。腹が立つ。足の裏や手の指先などををかまれると、殊のほかカユイような気がする。
 今日を逃すとしばらく太陽の拝める日がなさそうなことを天気予報で言ってたので、洗濯をしておく。ベランダにスズメの姿あり。
 出かけるまで時間があったので、岩波文庫の目録をチェックする。「鉄塔家族」を読み終えて、いよいよルナアルの「博物誌」が俄然気になりだしたため、品切れになっていないか確かめた。それから徳富蘆花の「自然と人生」や尾崎喜八の「山の絵本」というあたりも。この辺りの本は、おばあさんになってから縁側にでも座って読むものだろうかと思っていたが、どうも今その時期が到来したようだ。それとも、もう私は既におばあさんなのだろうか。
 昼間、梅田新道のところでジョギングしているジミー大西を見た。クソ暑い昼間にご苦労様なことだ。
 夕方、旭屋で「一冊の本」と「図書」をもらう。時間がないので今日のところはもらうだけ。映画館のロビーで金井美恵子の「目白雑録」の、石原慎太郎と立松和平に言及する部分を読んで、もう少しで声に出して笑ってしまうところだった。危ない危ない。
 映画館でチラシを山のようにもらう。次から次へと見たい映画が出てくるが、時間とお金がついていくだろうか、と少し心配しながらもうれしい。

 というわけで、ガーデンシネマでウェス・アンダーソン監督「ライフ・アクアティック」を観た。セウ・ジョルジをひとめこの目で、という一心で。セウ・ジョルジが出演してなかったら、たぶん観には行かなかったと思う。
 どのシーンでも目がセウ・ジョルジばかりを追ってしまって、すっかりミーハーなのだが、いやあ、やっぱりカッコいい…。ボーッとしてて朴訥で茫洋としているのに、どこか色気もあるところがもうたまらん。曲のアレンジも好き。エンドクレジットで弾き語りをしてくれた時は、ああこのために残業を途中で放り投げて遠路はるばるガーデンシネマまで来てよかった、としみじみ感じいってしまった。もう全編セウ・ジョルジだけでいいのに。
 映画自体はというと、この監督の前作「ロイヤルテネンバウムス」を観た時と同じで、あふれる才気はビシビシ感じられるんだけど、どうもテンポが私の感覚とあわなくて、気持ちがのれそうでのりきれず、良さがわかりそうでわかりきれないまま、気がついたら終わってしまってた、という感じだった。ちょっとマヌケでバカな登場人物の造型や、親子の絆や夫婦の結びつきのような深刻なテーマを、ベタになる前にスルッとかわす演出のセンスのよさは、決してキライではないんだけれど。
 海洋チームのユニフォーム等はかわいくて良い。特に帽子とスニーカーが○。それからイルカがキュートだ。でももっともキュートなのはセウ・ジョルジなんだけど。しつこいけどそうなのだ。
 帰宅してのち、かねてより購入してあったサントラを聴く。 

・購入物:なし

・朝食:バケット、バナナ、ヨーグルト、珈琲
 昼食:弁当(ごはん、ちくわとネギの甘辛炒め、ほうれん草とじゃこの和え物、卵焼き、レタス、梅干)
 夕食:スカイビルの地下「きじ」にて。お好み焼き(いなか)、麦酒


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