昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2005年05月22日(日) 休日の底

 昨夜、すこし蒸し暑かったので窓を開けて寝ていたら、足周辺を蚊にかまれて夜中に何度か起こされた。もう蚊の季節になっているとは知らず、油断していた。朝、目覚めても寝足りない感じ。一日、頭が重く、だるくて、さえない日曜日だった。

 二日酔も重なって、鬱々として楽しまず。アンニュイな気分にくわえて今日は雨だ。降ったり止んだりしながら、終日降る。
 午前中は台所で冷蔵庫の掃除。余っているキュウリとゴボウで何品か作り、朝と夜に食べた。
 昼からは傘をさして、返却期限のすぎた本を返しに図書館に行った。4冊借りる。 本日借りた本。
 多和田葉子「アルファベットの傷口」。多和田葉子をコツコツと読んでいく。これは「文字移植」とタイトルをかえて河出文庫にはいったもの。昔読んだ事があるような気がするが、思い出せないのでもう一度借りてみた。
 飯沢耕太郎監修「世界写真史」。歴史を勉強する。何事もまず歴史を知らねば。
 森達也「下山事件」。Tが夜中に半分くらいまで読んで、「怖い。読んでいるだけで誰かにつけねらわれているような気になってくる」と言っていた。
 「芸術新潮」2004年12月号。特集は「伊万里のはじまり」。伊万里焼が好きなので。奥が深すぎて私などにはとても手が届かない世界だが、でもいいの遠くからこうして見つめていられるだけで。高山なおみさんが、伊万里の皿に作った料理を盛り付けているページあり。楽しい。

 夜。テレビを観る。
 「新・日曜美術館」のアートシーンのコーナーだけチェックして、引き続き「N響アワー」を見る。ゲストはいつ見ても可憐な香川京子。無垢な少女のようでもある。隣にいるアシスタントをやっている貧相な女優がどんどんかすんでいく。それから「NHKスペシャル」で森光子の『放浪記』について。森光子はさすがに年は隠せず。しかし、私は何十年もかけて自分の『芙美子』を創りあげてきた、いったい私以外に誰がこの『放浪記』の芙美子を演れるというのだ、演れるものなら演ってみればいい、と語っていたところは、さすが迫力があった。
 というわけで今夜はすっかりテレビに釘付け、ラジオの「ワールドミュージックタイム」を聴き逃してしまった。
 午前0時頃就寝。日曜の夜は、特に寝るのがもったいないような気がする。

・購入物:なし

・朝食、昼食:山かけそば、冷やしトマト、キュウリの酢の物、ごぼうのみそ汁
 夕食:餃子、ニラまんじゅう、キンピラゴボウ、サニーレタスの韓国風サラダ、冷やっこ、麦酒、焼酎


フクダ |MAIL

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