昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2005年05月14日(土) 音楽はマジックを呼ぶ

 午前7時起床。カーテンを開ける。今日もすばらしく良い天気。雲ひとつない。南の空に飛行機、電線にはにはスズメ、向かいの家の屋根にはためく、しまい忘れた鯉のぼりが青空にまぶしい。
 こんな日に家にこもっているのは全くもったいない、早く家事を片付けてでかけよう、と動き出す。でかけるさきが図書館というのが、ちょっとドンクサイんだけれども。

 図書館で、Iさんたちと打ち合わせ。主にIさんが熱弁をふるうのを聞く。ふんふんなるほどねえ、と感心するふりをしつつ、少しづつ、少しづつ、自分がこの活動に熱意を失いかけていることに気づいている。当初、私はただ単純に、子どもに絵本をたくさん紹介したいなあ、こんなに楽しい本があることを知っておいてほしいなあ、と思って、この活動を始めたんだけれど、実際のとこ、ここはけっこうゴチャゴチャドロドロした、面倒くさーくて鬱陶しーい「大人の世界」だったのだ。それとも「おばちゃんの世界」、というべきか。そんなこともわからなかったなんて、私もけっこう世間知らずであった。
 たぶん、絵本に対する熱意がなくなったのではなくて、この現実を打開していこうという熱意がなくなった、ということかもしれない。提供される場がある限りはやっていくつもりだが、もうすぐそれも奪われていきそうな予感が今日の打ち合わせでひしひしとして、少し落ち込み気味。
 隣の会議室では、小沢健二のお父さんが日本の昔話について講演をしていた。ロビーのモニターで講演の様子を少し見る。Iさんに、ホラこの人オザケンの…、と言ってみたら、オザケンってだあれ?と聞かれたので、それ以上言うのをやめた。

 帰り、地下鉄を西梅田で降りて、ジュンク堂で編集工房ノアの冊子「海鳴り」の最新号をもらう。もうすぐ山田稔の新刊が出るとのこと、楽しみだ。それから旭屋まで歩いて、「未来」の5月号をもらう。「未来」は今月号から表紙のデザインが変わった。
 阪神百貨店でいろいろ買物をして、地下鉄で帰宅。日焼けするのが嫌なので、今日は自転車を止めた。電車の中で「新潮」に掲載されてる保坂和志の「小説をめぐって」を読んでしまう。

 帰宅して、台所で立ち働く。トマトとバジルをガーリックとともにオリーブオイルにつけこんだマリネ、ちりめん山椒、キンピラゴボウ、キュウリの浅漬けなど常備菜をいくつかと、晩ごはんのために天ぷらを作る。
 夜は、偶然つけたFMでやってたカエターノ特集を聴き、もらってきたPR誌と「イッツ・オンリー・トーク」を読む。夜になるとやっぱりすごく寒いので、早めに布団にくるまり、そのままフェイドアウト。今夜は三日月。

・購入物:なし

・朝食:トースト、グレープフルーツ、バナナ、ヨーグルト、珈琲
 昼食:ぬき。食べる時間とタイミングを逃した。
 夕食:天ぷら(大葉巻きササミ、海苔をまぶしたちくわ、たまねぎ、ししとう、さつまいも)、シューマイ、レタスとスプラウトのサラダ、麦酒、ごはん


フクダ |MAIL

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