昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2004年11月16日(火) ここから先はひとりで

 朝一歩外に出たらちょっと首をすくめたくなるくらいに、洗濯物を干す時吐く息が白くなるくらいに、自転車のハンドルを握る手がかじかむくらいに、ようやく寒くなってきた。今朝は見渡すところ空に雲がひとつもなくて気持ちがよかったけれど、会社に着いたらどんどん曇ってきて、昼からは真っ暗けになってしまった。このところ朝から晩まで晴れてくれる日になかなかめぐり会わない。

 Tに頼んで、難波の無印良品でホットカーペットの本体だけを買ってきてもらった。去年か今年の初め、長らく使ってきたものが壊れたので、迷ったが買うことにした。この冬の暖房器具はコタツを廃止して(ついつい足を突っ込んだまま寝てしまうから)、カーペットと石油ストーブで乗り切るつもり。
 どういうわけかTはカーペットだけではなく、無印の上階にあるタワーで「ブレードランナー」のサントラとパトリス・ルコントの映画で使われたトラックを集めたCDを買ってきた。ごはんを作りながら「ブレードランナー」のほうから聴く。異世界にいるように感じる。浮遊する感じ。あんまり積極的に聴きたい音楽ではないように思う。「ブレードランナー」はまだ観たことがない。SFが苦手分野であることと、ハリソン・フォードがあまり好きでないせいもある。ハリソン・フォードは何を演じても「ハリソン・フォード」でしかなく、はっきり言って大根役者だと思う。大根役者でもいいものはいいのだが…、まあ趣味の問題だろうか。

 夜、午前1時くらいまでかかって「A2」を観た。けっこう長かった。面白かったが疲れた。観ながら次々といろんな思いが浮かんできて、それを消化していくのに骨が折れる。そして、やっぱり考えはまだまとまらない。
 大学時代、同じクラブで活動していた友達が5年ぶりに再会する場面がある。片方はオウム信者、もう片方は新聞記者として。取材する側とされる側。世間のこちら側とあちら側。ふたりは一見親しげに話すけれど、根っこのところがかみあっておらず、平行線だ。お互いにそれをひしひしと感じているのがわかる。信者が言う。「あーあ、5年前は一緒にクラブやってたのにね」。こんなに隔たってしまったね。この隔たりを埋めることは、たぶんもう出来ないね。信者は最後に「いい記者になってよね」と、友人に声をかける。まだ若い記者は少し笑って去って行き、信者はそれを見送る。
 人と人との別れとは例えばこういうことかと思い、このシーンが私は最もきつかった。
 
・購入物:なし

・朝食:バタートースト(アフタヌーンティーで買った全粒紛食パン。ほどよい塩味で美味しかった)、珈琲、バナナ、ヨーグルト
 昼食:お弁当(レンコンとゴボウと牛肉のしぐれ煮、ゆで卵、水菜と揚げの味噌和え、赤カブの甘酢漬、ごはん、要するに昨夜の残り物)
 夕食:キノコ(椎茸、エノキ、しめじ、まいたけ、エリンギ)とジャガイモのホワイトシチュー、ガーリックトースト、赤カブの甘酢漬、米焼酎ロック


フクダ |MAIL

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