昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2004年10月02日(土) 甘い狂気

 9時頃家をでて、図書館で打ち合わせの後、Iさんと外で2時間くらい話をした。疲れた。
 私は朝6時半頃に朝ご飯を食べたきりでもうそろそろお腹が空いていたのだけれど、Iさんは、じゃあちょっとここらで、とか言って図書館の前にあるベンチのところに座っていきなり真剣な話を始めだし、食べ物のことなど言い出せる雰囲気じゃなくなって、空腹をごまかすのに苦労した。それに加えてIさんは煙草がダメなのでこれを吸うこともままならず、意見を求められても頭のめぐりがいつもに増して鈍重で、気の利いたことのひとつも言えなかった。
 私が応えに窮しているとIさんが、そうねアナタはコンプレックスがないからこんな気持ちはわからないわよね、と言ったのですごく意外で、私にもコンプレックスくらいありますよ、と答えたのだが、じゃあ具体的にどういう点かと聞かれたら、考えてみたところこれといって思い浮かばず、そもそもコンプレックスってどういうものなんだろうと、今日はずっとそれが頭にひっかかっていた。
 とりあえず、まあ劣等感みたいなものはあるけれど別に気に病んでいないだけですよ、と言ったら、そういう状態を「コンプレックスがない」というのよ、とIさんは呆れたように言った。

 腹を空かせて帰宅。何だったんだ。家にあったインスタントラーメンを作って食べビールを飲みながら、私のコンプレックスとは何かを考え続けるもやはりわからず。あきらめてゴロリと寝ころび、その辺りにある本、雑誌の類を斜め読みする。中野重治や荒川洋治、それから小島信夫。「en-taxi」に載ってた小島信夫の「記憶」という短編を読んだら、面白くてさらに頭が混乱した。人間の頭の中とは一体どのような仕組みになっているのだろう。

 夜は、レーザーディスクでパトリス・ルコント「仕立て屋の恋」を観る。
 公開当時劇場で観たけれど、細かいところはすっかり忘れていた。陰影ふかいカメラワークと、マイケル・ナイマンの音楽が切ない。誰かを真剣に好きになるいうことは、人生を狂わせるということで、天国と地獄は薄皮一枚の差だ。怖いなあ。純愛とはやはり恐ろしいものですよ、ある意味ね。

・購入物:なし

・朝食:バケット、ウィンナー、カレー粉で味付けしたキャベツ、バナナ、珈琲、牛乳
 昼食:サッポロ一番塩ラーメンに、ゆで卵とモヤシとニラと豚コマ切れ肉を炒めたものをトッピング、麦酒
 夕食:たまごどんぶり、冷奴


フクダ |MAIL

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