昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
話せば長いのでもう話さないのだが、まあいろんな経緯があってここんところ、どんどこどんどこと仕事が舞い込んでくる。面倒くさい事はとりあえず棚上げにして、楽しそうで簡単なものから片付けていったら、結局面倒なことばかりが歴然として残り、いくらなんでも今日はもう逃げられず、それを棚から下ろしてきて渋々手をつけたのでとても疲れた。頭の中がだるい。脳みそが筋肉痛だ。
家に帰っても何にもしたくなくて特に食欲もなかったのだが、ただものすごくビールが飲みたかった。キリキリに冷えた生ビールをゴクゴクもう一気に飲んでしまいたい!、と夕食は手抜きで近所のラーメン屋に行った。 ビールを飲んでかなり満足したので、近くの古本市場まで夜の散歩をする。普段はあんまり通らない住宅街や路地を選んで歩く。テレビや子どもの声、台所から聞こえる水の音や食器がカチャカチャとぶつかる音、窓からもれる蛍光灯と白熱灯の白とオレンジの色、人の影とカレーの匂い。それぞれの生活の、音や匂いや色に触れると、少し温かい気持ちになる。 古本市場まで行ってはみたけれど、特に何も買わずそのまま帰ってきた。帰ったらもう10時を回っていた。
活字の多い本を読む体力知力が落ちているので、絵本を読む。ロバート・マックロスキー「すばらしいとき」。絵はもちろんのこと、文章がまた良いのだ。 『ペノプスコット湾の水面に岩勝ちのみぎわをみせる小島のつらなりの上で、みてごらん、世界のときが ゆきすぎるのが、みえるから。一分一分、一時間一時間、一日一日、季節から季節へと。 湾のかなた、三十マイルさきのカムデンの山の上に、くものかたまりが顔をみせる。 ほら、こちらにちかづくにつれて、ゆっくりと、ふくれあがってくる。くもは、そのかげで山をくらくし、つぎつぎと島をくらくする。 アイルボロ島、ウェスタン島、ボンド島、ホッグ島、スペクタル島、トゥー・ブッシュ島ー、山と、湾にうかぶ島じまをくらくしながら、とうとうこの島のおまえたちまでかげのなかに いれてしまう。おまえたちは、湾をよこぎって ふりだした雨をながめてたっている。 雨は、どんどん ちかづいてくる。ほら百万の雨足の音が聞こえるだろ。もう 雨つぶが おちるのがみえる。水の上に…、年へた岩のみさきの上に…、やまももの上に…、くさの上に…、いきをひそめてごらんー おまえたちの上にも 雨が ふりだした!』 ここまでが冒頭3ページ。うーん、かっこええ。
・購入物:なし
・朝食:超熟ロールに卵とかボイルしたソーセージとか塩もみキャベツをサンドして食べる。珈琲と台風で落下した青森のリンゴ。 昼食:お弁当(梅と高菜のオニギリ1個づつ、ゆで卵、トマト、インスタントの長ネギ味噌汁) 夕食:外食(九条ネギのラーメン、生麦酒)
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