昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2004年07月30日(金) 有為転変の世の中や

 今日は台風が襲来すると思っていたのだが、日差しがサンサンと降り注いでいるばかりでその気配なし。天気のことはどうもよくわからない。今晩は文楽を観に行く予定なので、地下鉄で出かける。

 終業後、急いで日本橋まで。途中でおにぎりとお茶を買って、地下鉄の階段を上がりきったところで、青いアイシャドウが妖怪みたいなオバサンにつかまって道を聞かれる。急いでいる時に限ってこの有様だ。「ビックリカメラ」ってどこ〜?、と言うのだが、多分「ビッグカメラ」のことだろうと勝手に判断して道を指し示す。「この道を真っ直ぐ行ってね、信号を渡って右側です」、言っているのに、「えっ真っ直ぐってどういうこと、ここを真っ直ぐ?」と妖怪は間抜けなことを聞いてくる。真っ直ぐは真っ直ぐじゃ!あー、イライラする。

 なんとか開演に間にあった。一安心。まず『一谷嫩軍記』を観る。
 走ったりイライラしたのが災いしたのか、「熊谷桜の段」の途中からウトウト居眠りしてしまった。何が不覚といってこれほどの不覚があるだろうか。「熊谷陣屋の段」になってもどうも頭がボヤボヤしたままで、熊谷次郎直実が平敦盛の首を討った次第を語っているくだりなど、観なければ聞かなければと思えば思うほど目の前がぼやけてきて、今日はかなり前方の良い席が取れたというのに、本当に残念なことであった。
 敦盛の首実検のあたりから頭がシャンとしてきて、文雀さんの相模の所作にクラクラしたり、玉男さんの豪快な弥陀六に惚れ惚れしたりしたが、何もかも遅すぎた。反省。
 次の『きぬた大文字』は、隣席のおばあちゃんの解説つき。私に解説してくれているのではなくて、自分の友達に説明しておられるのだが、それをフンフンと盗み聞きする。おばあちゃんはもう何十年も文楽を見続けている人らしく、その解説はイヤホンガイドより詳しいような気がした。イヤホンガイドは借りたことがないのでようわからんけど、とにかくそんな感じだった。

 時折吹く突風に飛ばされそうになりながら帰宅。そうめんを食べてから、Tが持ち帰ってきた仕事を手伝った。午前1時までかかって、アクリル絵の具で模造紙に色塗りをする。内職だ。お駄賃に五千円もらう。わーい。

 本日読んだもの。吉田喜重「小津安二郎の反映画」。『晩春』と『東京物語』を、今一度スクリーンで見直そう。

・購入物:第95回・文楽プログラム

・朝食:楽童のプチパン、ゆで卵、バナナ、珈琲
 昼食:ミックスサンドイッチ
 夕食:文楽の幕間に梅おにぎり、緑茶
    帰宅後、オクラ入りゴマだれそうめん、枝豆、麦酒


フクダ |MAIL

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