昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2004年07月29日(木) これもまた特別な一日

 相変わらず毎日暑い。街がギラギラしている。日中歩いていると何だか息苦しくなってくるようだ。

 午前午後とも会議が続いて少々疲れた。午後の会議に出席するため会社にやって来たKさんは、このクソ暑いのに首にマフラーみたいなものをグルグル巻きに巻いていて気でも狂ったのかと思ったが、Kさんによると、失礼ねえこれはスカーフよ、ということらしく、ホラ「冬のソナタ」巻きなのよ、と誇らしげであった。私に「冬のソナタ」とか言ってもわかるわけがない。ソナタかアナタか知らないがアレは相当暑いと思うけどなあ。オシャレは忍耐ですな。

 夕方、阪神百貨店に買物に行く際、チラッとタワーに寄ってみたところ『特別な一日』のDVDを発見した。DVDになったら必ず買おうを思っていたのだ、嬉しい。ジャケットはちとダサいけれども、値段がお手ごろなのでまあいいか。
 その後、阪神百貨店でチーズと蜂蜜と鯖を買って帰った。

 夜、早速『特別な一日』を観る。少しだけのつもりだったのに、どんどん引き込まれて、結局最後まで観た。観るのは二度目だったけれど、やっぱり良いものは何度観ても良いし、途中で止めるなんてことは出来ない。
 
 ヒトラーがイタリアを訪問した国家的な「特別な一日」と、その歓迎式典に出かけたイタリア市民の「特別な一日」と、ファシスト党員の夫と6人の子どもを持ち日々家事に追われる専業主婦の「特別な一日」と、孤独な反ファシストで今晩党に連行されることが決まっている男の「特別な」そして「最後の一日」が描かれる。
 ソフィア・ローレンが気だるい仕草で家族を起こしてまわるところ、破れたストッキング、トイレから出た後妻の服で手を拭く夫、逃げた九官鳥がアパートの中庭を飛び回る時のカメラワーク、エスプレッソを淹れるソフィア・ローレン、本に興味を示したソフィア・ローレンにマストロヤンニが「三銃士」をあげるシーン、ラジオから流れる歓迎式典の実況中継、ムッソリーニのスクラップブック、髭の生えたオバサン管理人、屋上のはためく洗濯物、マストロヤンニのオムレツ、ソフィア・ローレンが窓辺で「三銃士」を朗読している間静かに連行されていくマストロヤンニ。
 小品だけど、完璧。細部描写が豊かなところが何よりも素晴らしい。ラストでソフィア・ローレンが部屋中の電気を消すシーンは、「特別な一日」が終わった後でもまだめんめんと続いていく日々があることを実感させて、胸がつまる。

・購入物:エットーレ・スコラ「特別な一日」(レントラックジャパン)

・朝食:ズッキーニとベーコンの炒め物、冷奴、トマト、キュウリのゴマ酢和え、ごはん
 昼食:お弁当(朝ご飯とほぼいっしょ)
 夕食:鯖の塩焼き、茄子とピーマンの煮びたし、キュウリのゴマ酢和え、レタスと玉ねぎのスープ、ごはん、麦酒


フクダ |MAIL

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