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壱カ月昨日明日


2004年07月14日(水) 君の歓心を買うことはしない

 朝から耳を劈く蝉の声。とにかく暑くて、このところ少々バテ気味だ。

 夏バテ解消にはお買物を、ということで、夕方ふらりふらりと老松町をお散歩。打ち水がしてある店先で骨董品などを眺めて涼をとる。骨董など眺めていてもどうも現実感がないので、絵画やその周辺の本ばかりを置いている古本屋さんへ行ってみた。
 客が一人入ればいっぱいの狭い店なんだけど、図録や画集を探すなら絶対ここ、というくらい充実していて、積み上げてある本の背表紙を見るだけでも楽しい。おまけに店のおじさんがものすごく良い人だし。今日は、松本竣介の図録を2冊、画集を1冊、倉庫から出してきてもらう。画集は定価が3万円もするのでとても買えないが、86年にどこだかの美術館でおこなわれた「松本竣介展」の図録は状態も良くて是非欲しいと思ったけれど、これさえも予算オーバーで、今日のところは止めておいた。そのかわり、ちょっと気になる図録を2冊、ごくごく安くで買った。
 帰り際、隅の方に値段のついていない野見山暁治の美しい図録を発見したのだが、あーごめんそれは店用やねん、と言われて売ってもらえず残念であった。

 その後、旭屋へ。岩波文庫を一冊購入の後、いろいろ立ち読み。今月河出文庫から出たコミさんの本は、野見山暁治の装丁だったら絶対買ったのになあ、とこれまた至極残念。吉行淳之介の妻が書いた「淳之介さんのこと」をペラペラめくって、吹けば飛ぶよな弱々しい、若かりし頃の吉行淳之介の写真を眺める。PR誌「遊歩人」「未来」「UP」の3冊もらう。「UP」にはペドロ・コスタと蓮實重彦の長い対談が掲載されていて、これを読むのが何とも楽しみだ。

 さんざんうろうろして帰宅。夜は「アラブ飲酒詩選」を読んで、しみじみ感動した。

・購入物:アブー・ヌワース「アラブ飲酒詩選」(岩波文庫)
     「京都の100年、パリの100年」
     イエルク・ミュラー「うつろいゆく街」ともに図録で古書

・朝食:クッペ、バナナ、リンゴ、珈琲
 昼食:月見そば
 夕食:外食、船場カリー(すじねぎカレー)


フクダ |MAIL

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