昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
| 2004年07月08日(木) |
大切なのは幸福になることではない |
お金がない。朝、財布を確認したら50円玉やら10円玉やらかき集めても500円しか入ってなかった。情けない、とかいう気も起こらない。 会社に行く前に、近所の100円ショップで100円のインスタント焼きそばを買って行ってお昼に食べる。これで残金400円。 財布をのぞいていたらヨドバシのカードを見つけ、確かポイントがたまっていたはずだと思い出し、帰りに前々から欲しかったDVDを一枚タダで買った。厳密に言うとタダじゃないのかもしれないけど、気持ちの上ではタダなのだ。 それから、テコテコと天神橋の商店街へ行って、八百屋さんで1本50円のズッキーニを2本、80円の甘長唐辛子を一袋買ったら、220円余ったので産みたて卵を6個買って、見事にカラッケツになりましたとさ。 500円でこれだけ充実した買い物ができるとは、なんと素晴らしいことでしょう。
購入したDVDは「ノスタルジア」。画質が理想的でないとか字幕が間違っているとか散々な評判のディスクではあるが、その辺のことにはとりあえず目をつぶろう。だってタダなんだから。 もう幾度も観ているこの映画、最初から最後まで、画面の端から端まで、隅から隅まで、どのシーンも例外なくたまらなく好きだ。もうこれ以上のものはないと、観ている時はいつも思ってしまう。
映画を観た後は例によって例のごとく、「タルコフスキー日記」を読む。この日記は、読む度ごとに心にガツンと引っかかってくる箇所が違う。それは「ノスタルジア」も同じことだけれど。 タルコフスキーのような日記を書きたいと思うけれど、まあ多分一生無理だ。
『何千年にもわたり人間は幸福を追求してきた。だが不幸なままだ。なぜだろう。幸福を手に入れることができないから、その方法を知らないからなのだろうか。そうかもしれない。しかし肝心な点は、この世の生活には幸福はありえない、未来における幸福への希求と、善と悪との葛藤を通して精神を鍛えあげる苦難しかありえない、ということである。』
・購入物:アンドレイ・タルコフスキー「ノスタルジア」(Pioneer)
・朝食:ハードトースト、オムレツ、ヨーグルト、バナナ、珈琲 昼食:塩焼きそば 夕食:甘長唐辛子とネギとちりめんジャコのチャーハン、ズッキーニのペペロンチーノ、レタスとたまごのスープ、冷奴、麦酒
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