昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
| 2004年06月13日(日) |
すべては終わったことなのだ |
やっと晴れた。嬉しくて、いろんなものを洗って干しまくる。布団、シーツ、クッション、傘、靴など。ハタハタと風にあおられて、おもしろいようにどんどん乾いていく。これこそが家事の歓びだ。
朝っぱらからどこやらへ出かけて行ったTが、近所に出ていた粗大ゴミの中から、少々傷はあるけれども木目がキレイな傘立てと、白いカラーボックスを拾って帰ってきた。傘立てはそのままで使えるし、カラーボックスは色を塗りなおしてどこそこを細工して本箱にするのだ、と言って、急に日曜大工のようなことを始めだした。家に一人でも器用な人がいると何かと重宝するものだ。 邪魔になってもいけないので(と言うのは表向きで本当は手伝うのが嫌なのだが)、午後から図書館へ出かけた。パラパラと拾い読みした高橋源一郎の本を返して、「憲法と平和を問いなおす」を借りてくる。地元の図書館にはもう借りるものがなくなってきたような気がする。 スーパーなどに寄ってふらふらと帰宅すると、文庫本専用の立派な本箱が出来上がっていた。嬉々として本を収める。今朝まではゴミだったのに、もう我が家になくてはならないものとなっていて、モノの運命なんてわからぬものだ。
本日の読書。 阿部和重「映画覚書」を大半読む。こんなものはダメだと決めつけて観ていなかった映画、例えば「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」とか「マイノリティ・リポート」とかそういう類のものも、ビデオでも借りてきてちょっと観てみようかしら、という気にさせられた。それからカサヴェテスを入念に観かえしたくなった。 島尾敏雄「硝子障子のシルエット」読了。2、3頁で終わるような小品ばかりを集めた「葉篇小説」集。 島尾敏雄は、限りなく優しくて穏やかな目と、それにつられて差し出した手を思わず引っ込めたくなるような冷たい目を同時に持った小説を書く人だと思う。特に前半の、非現実的な空間を描いた4編がよい。
夜になったら、肌寒いほどだった。太陽の匂いのする布団にくるまって眠る。 ・購入物:なし
・朝食:ねぎとワカメのうどん 昼食:穴子の天ぷら(近所で買ってきた)、ざるそば、麦酒 夕食:鶏の照り焼き、レタスとエリンギのスープ、冷奴、蛸とキュウリの酢の物、麦酒、ごはん
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