昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2004年06月11日(金) 少なくとも、私にとっては恵みの雨のような

 しとしと雨の金曜日。蒸し暑さがなくて過ごしやすい。
 行きの電車の中で「私小説名作選」を読了した。中村光夫が選んだ私小説ばかり26篇が収録されている。ここで初めて読んだ作家は志賀直哉と遠藤周作、それから三浦哲郎。志賀直哉の「城の崎にて」は別段面白くもなかったが、遠藤周作「男と九官鳥」、三浦哲郎「拳銃」は辛辣な中にもどこかとぼけたような味わいがあって、なかなか良かった。

 帰りにぶらりと堂島のジュンク堂へ行く。やはり大阪ではここが最も購買意欲をそそる書店だと思う。
 迷った末2冊購入。今月はちくま文庫と文芸文庫に買うまでにいたる気持ちの盛り上がりを持てなかったので、割とおとなしめの買い物になってしまった。何だかさみしいわ。このさみしさは一体どこから湧いてくるんだろう。

 喫茶店に寄り道していたためか、帰宅は21時をまわっていた。鯖を煮ながらテレビをつけたら、何という題名か知らないけれどスタローンとアントニオ・バンデラスが出演している映画をやっていて、ふたりのあまりの暑苦しさにクラクラした。画面から何か悪い匂いが漂ってきそうだ、速やかに消す。

 レイ・チャールズを追悼しようと、それらしいCDを探してみたのだけれどうまく見つからず、その代わりと言ったらナンだけど久しぶりにカーティスを聴いたら、やっぱり、というか当然、すごく良くて、レコードまで出してきて聴き惚れていたらあっという間にこんな時間になってしまった。
 どうやら雨は止んだようだ。

・購入物:野見山暁治「遺された画集」(平凡社ライブラリー)
     堀江敏幸「一階でも二階でもない夜」(中央公論新社)

・朝食:フランスパンに昨日の残りのカレーをペタペタつけて食べた、珈琲
 昼食:サラダ冷麺
 夕食:鯖の味噌煮、レタスとトマトのサラダ、冷奴、えのきのかき玉汁、ごはん


フクダ |MAIL

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