昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2004年05月17日(月) 彷徨

 また雨だ。雨もいいけど、もうそろそろ飽きた。
 朝からレコードをひっぱり出してきて、浅川マキの「MAKI」というアルバムを聴く。陰気で良い感じだ。雨の月曜日にぴったりだ。

 会社帰りに旭屋に寄って、「ウフ」「遊歩人」「草思」の最新号をもらう。それからジュンク堂まで行って、気になっていたのに買いそびれていた文庫本を2冊買った。
 堂島地下の喫茶店で、「遊歩人」の群ようこと鷺沢萠の対談と『初夏は自転車に乗って』という特集を読んだ。漱石の「自転車日記」と長田弘の「ゲッティング・アラウンド」という文章に、やっぱり自転車っていいよなあ、としみじみ感じ入ってしまった。今夜はデクスター・ゴードンを聴いて寝ようと思った。
 それから「草思」を熟読。今月の特集『食卓の「危機」』から『「人格障害」の冒険』、山田宏一の連載まで、隅から隅まで興味深い。
 第一ビルの一階にオープンしたワルツ堂に行ってみた。クラシックとジャズの専門店で、さすがの品揃えだ。これにワールドが加わってくれたら完璧なんだけど。
 レシピエで紅茶を買って、バスで家へ帰る。

 車内では「巴里芸術家放浪記」を読んでいたのだが、「それはそうと奥さんとこの娘さん、帰ってきてはるってホンマ?」「そうやねん(困ったふうに)、これで2回目やで」「もう別れはったん」「ちょっともめてたけどこないだ正式に別れましてん。結婚式でも大分要りましてんで(たぶん金のことと思われる)、腹立つわ」「なんでやのん、縁がないねんやろか」「縁もクソもありますかいな、あの娘はホンマにどうしようもない子ですねん、(声をひそめて)もう新しいのをつくってますのやで」(バシッと隣の奥さんの肩を叩く音)「ええっ、ホンマに!どんな人」「それが何やらいう水商売のけったいな男でなあ、毎晩毎晩…、いやすんまへん、もう降りなあかんわ、ほな奥さんまた来週」「はあ、さいなら」という、後席のおばさん2人組のひそひそ声での会話に引き込まれ、全く集中できなんだ。これからええとこやったのに、降りるなよ。

 夜は、近鉄の鈴木コーチの訃報にショックを受け、早々に寝る。

・購入物:カルコ「巴里芸術家放浪記」(講談社文芸文庫)
     ヴァレリー「ムッシュー・テスト」(岩波文庫)

・朝食:バケット、プレーンオムレツ、グレープフルーツ、珈琲
 昼食:サラダ冷麺
 夕食:チンジャオロース(みたいなもの)、トマトとベビーリーフとキュウリに塩と黒胡椒とオリーブオイルかけたもの、エノキダケと豆腐の味噌汁、卯の花の煮物、ちりめん山椒、麦酒、ごはん


フクダ |MAIL

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