昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
昨日に引き続き、今日も京都へ。京都国立博物館に行くため、お昼前に七条駅で母と待ち合わせた。 甘春堂で三口くらいで食べられちゃうお上品な茶そばをすすりながら、母の近況報告などを聞く。土曜日はデパートに買い物へ、昨日は奈良に遊びに行ってきたという母は、道も電車も混んでるしどこへ行っても人だらけでホントに疲れるねえ、と不平タラタラだったけれど、自分もその混雑の一構成員であることにはどうやら気づいていないようだった。私は黙ってフンフンと調子を合わせておく。
腹がくちたら、博物館の「南禅寺展」へ。母も私も南禅寺についてなーんにも知らない。だけど招待券があるのでとりあえず入ってみる。 南禅寺に納められた数々の水墨画、詩画軸、禅僧の肖像画、それから起草文や諸法度などの古文書類、ありがたい坊さんの墨跡や袈裟などを、ボーッと眺めはしたけれども、何が何やらさっぱりわからず。円山応挙や長谷川等伯の水墨画など、へー上手いこと描いてあるわなあ、とは思うけれどもそれ以上の感慨はない。どうもこういうものに対する私の感性は無いに等しいようだった。 母に、どうだった、と聞くと、まあ人がすくなくてよかったわ、とのこと、空いてりゃいいのか。
せっかくだから三十三間堂も見ていこう、と母が言うので、行ってみる。前は何度も通っていても中に入るのは初めてだ。 千体の観音立像がズラリと並ぶ姿はさすがに壮観で、その一体一体の顔姿が微妙に違うのが全くすごい。よくぞここまで微細な仕事ができたものだ。お線香をあげて拝む。つらつらと考えてみるに、こんな重要文化財だらけのお堂の掃除は並大抵の苦労ではないと思う。帰り際に観音さまの足下をみたら随分と埃がたまっておったが、一体誰がいつ掃除をするのだろう。 観光客にせっせと説明していたタクシー運転手の話を盗み聞きしたところによると、千体のうち三体は東京と奈良と京都の博物館に出張中らしい。出張というからにはいつか帰って来られるのだろうか。それにしても商売とはいえ、タクシー運転手の博学ぶりには恐れ入った。こんな観光地ではただ目的地に連れていくというだけでは運転手はつとまらないんだなあ。
いったん実家に帰って晩ご飯をご馳走になってから、大阪に帰る。 夜は、実家でもらってきた「夜のお菓子うなぎパイ」を食べながら、いろいろと読書する。なぜうなぎパイは夜のお菓子というのだろう。
・購入物:なし
・朝食:トースト、珈琲、バナナ 昼食:外食、甘春堂(茶そば、白玉ぜんざい) 夕食:実家で、すきやき、水菜のサラダ、タケノコの煮物、麦酒、ごはん
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