昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
ぴっかりよく晴れている。はりきって洗濯、それから大根と金時人参を切って、お雑煮を作り、サム・クックを聴きながら、おせちを食べ始める。お正月にサム・クックはなかなか合うなあ、とお酒に酔った頭でボーッと考えた年の初め。
毎年1月1日は映画を観に行くことにしているのだが、今年は観たい映画を上映している映画館が軒並み元日を休館日にしているため、残念ながら諦める。 午後から支度をしておでかけ。JRにガタゴトとゆられて、滋賀県へ行く。滋賀はTの実家があるところ。遊びにおいでよ、と誘われていたので行くことにした。
大阪駅から長浜行きの新快速に乗る。車内はわりと空いていた。しばらくすると、どこからともなく蜜柑の匂い。いつもは通勤通学の人達で混み混みのこの電車も、今日はのんびり、ほんわかした雰囲気が漂う。 車中の読書は幸田文「流れる」。これは車谷長吉が、「日本近代文学のベスト3」として、夏目漱石「明暗」と深沢七郎「楢山節考」と並んで挙げていた小説。お正月に読もうと決めていた。 幸田文の文章は少し癖があって、昔は、何だかなあこのおばちゃん、と思っていたのだが、「台所のおと」を読んだ時くらいから、ばっちりツボにはまるようになった。この「流れる」も中盤にさしかかって俄然引き込まれるようになってきた。
滋賀県は寒い。そして暗い。大阪と比べると、ネオンや街灯が極端に少ないためだ。夜は暗いものなのだ、そして、冬は寒いものなのだ、ということが目と身体で実感できる。 Tの実家では鯛やら海老やら蛸やら、もう竜宮城なみのご馳走をいただき、もう幸せの極致。 夜はTの父を交えて3人で花札。朝3時頃までやって、結局、約1500円くらい儲けた。やったね、これで何か本でも買おう。
・購入物:なし
・朝食:おせち(煮しめ、田作り、数の子、五目なます、黒豆、かまぼこ、たたきゴボウなどなど)、鰤の照り焼き、お雑煮、麦酒、熱燗(山田錦) 夕食:鯛、海老、蛸のお刺身、ポテトサラダ、おせち(だいたい朝と同じようなもの)、熱燗(剣菱)
|