昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2003年12月26日(金) 廃棄

 仕事納め。
 机の上にヤマと積まれている書類の整理とお片づけにいそしむ。他にやることがないわけではないが、先日の会議終了後、年内はまともな仕事はしないと決めたので、もう働きたくない。やりたくないことはしない。
 書類をバッサバッサと整理し、まとめてシュレッダーにかけ、引き出しの中にたまっていた、アンタ誰やねん、という名刺を片っ端から破って捨てる。こうして処分している書類や名刺の中にも、今後必要なものがあるかもしれないと思うが、捨てることがだんだん快感になってきてやめられない。あれも要らない、これも要らない、なくて困るものなど何にもないんだ。

 定時に会社を出たあと、かっぱ横町にある古本屋さんをのぞいて、「チェーホフ全集」の第15巻を500円で購入し、旭屋で「en-taxi」を買って、「ちくま」の1月号をもらう。
 「ちくま」では大川渉の『九十歳、青山光二が語る想い出のの作家たち』という新連載がはじまっていて、第1回目は『織田作之助の死』というタイトルがついていた。あれー、これまたたいへんな連載がはじまったもんだ。これから毎月、なんとしても「ちくま」だけは手に入れねばならぬ。
 早速、喫茶店でふむふむと読む。「青春の賭け」で既に読んでいる場面とはいえ、織田作のことが書いてあるというだけで何か胸がつまってくる。自分でもバカだとは思うけれど、もうこの気持ちはどうしようもないんだなあ。

 夜は「チェーホフ全集」をパラパラと読む。この巻は「書簡1」として、別居婚をしていた妻への手紙が収録されている。なんだかやたらとチェーホフのテンションが高くてびっくり。
 『可愛い僕の小鳥さん、僕は君を非常に愛しているし、これからも愛するだろう。百ぺんも固く君にキスし、固く抱きしめて、僕と君いがい誰ひとり何ひとつ居合わさないさまざまな絵を、頭の中で思い描いています。』
 なあんて、だいたい全部こんな調子。アツイなあ。

・購入物:「en-taxi」4号(扶桑社)
     「チェーホフ全集」第15巻・書簡1(中央公論社)古書

・朝食:トースト、ウィンナー、珈琲、りんごジャム
 昼食:お弁当(ピーマンとコンニャクのきんぴら、茄子の煮付け)
 夕食:大根とひろうすの煮物、豚と白菜の重ね蒸し、とろろごはん

 
 


フクダ |MAIL

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