昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
夜、会社を出たらピュルルと冷たい風が吹き付けてきた。とても寒い。厚めのコートを着ていてよかった。
JRの御堂筋口に「イカリスーパー」が開店したというので行ってみる。すごい人出で、入場制限までしている。なんとバカバカしい。並んでまで買いたいものなどないわい。隣に本屋もオープンしていたのでのぞく。見事にペランペランな中身のない本屋。見るべきものなし。 すぐさま立ち去り、陸橋へ。念仏のような歌を歌っているミュージシャンの横をすり抜けて阪神百貨店に行く。地下の「一番館」で、期間限定発売のブランデーチョコを一箱購入。チョコレートは普段あんまり食べないけれど、ここのは好きだ。珈琲にもウィスキーにも合うし。 阪神百貨店を出て、外を通って第3ビルへ。途中、「アンケートのほうにお答えいただけませんかー」などと言って女が寄ってくる。「アンケートのほう」ってなんだ?私は忙しいの、これから古本買いに行くんだから。 といっても、勇んで行ったわりには本日買った古本は、古井由吉が訳したムージル一冊のみだった。
寒風吹きすさぶ中、テクテク歩いて堂島へ。ジュンク堂で気になる本をチェックし、本3冊、雑誌1冊、購入。「暮しの手帖」の花森安治特集は、見送ろうかと思ったがやっぱり買ってしまった。本全体の雰囲気に負けた。新装したらしい「SWITCH」をペラペラと立ち読み。前からどうしようもない雑誌だったが、そのどうしようもなさにさらに拍車がかかったようだよ。
酔っぱらいの増えてきた新地を抜けて、会社近くの自転車置き場まで引き返し、途中、マヨネーズと麦酒を買って帰る。 今日はひとりで晩ご飯。ホットプレートを出してきて、ネギのたっぷり入ったお好み焼きを焼いて食べる。ひとりでご飯を食べるのは、また何とも言えずおいしい。ひとりで寄せ鍋、ひとりですき焼き、ひとりで焼き肉、とかね、楽しくて好きだ。
チョコレートを食べながら、「日本近代文学評論選」の広津和郎の章を読む。読んでから既読だったことに気づいた。なあんだ、ほとんど広津和郎目当てで買ったというのに。がっくし。
・購入物:濱田研吾「徳川夢声に出会った」(晶文社) 千葉俊二・坪内祐三編「日本近代文学評論選」(岩波文庫) ゴーチエ「死者の恋・ポンペイ夜話」(岩波文庫) 暮しの手帖「花森安治」(暮しの手帖社) ムージル「愛の完成・静かなヴェロニカの誘惑」(岩波文庫)古書 ・朝食:チキンサンド、珈琲 昼食:お弁当(菊菜のゴマ和え、ゆで卵、ちくわとコンニャクの炒め物、ご飯) 夕食:お好み焼き(ネギ焼き)、焼きそば、麦酒
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