昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2003年12月11日(木) 「斑猫」

 模様替えがまだ完全に終わらず、部屋がひっくり返っている。特に本棚周辺が混沌としていて、何が何だかわからない。こんな状態で新年を迎えるのは嫌だよう。この週末には、何としても片付けなければならぬ。

 ロフトで来年の手帖を買う。それから久しぶりに(久しぶりか?)書店へ行って、本を3冊買う。本当はもっと欲しい本があったが(トルストイとか)、お金の持ち合わせがなく、たまたまクレジットカードも持っていなかったので、買えなかった。どうも消化不良。また明日、顔を洗って出直しだ。

 新潮の「波」で車谷長吉が連載中の、「意地っ張り文学史」で取り上げられていたので、富岡多恵子の「斑猫」を読んだ。先日図書館で借りた阿部昭の「人生の一日」も車谷長吉が絶賛していた本で、はっきり言って今私は、車谷長吉に思いっきり影響されている。
 富岡多恵子は近松の浄瑠璃に関する本を読んだことがあるだけで、小説は初めてだったがすこぶる面白かった。文体も内容も、厳しくクールでかっこいい。富岡多恵子の本は、古本屋さんで見かけたらちょこちょこ買って「積ん読」してあるのでこれからどんどん読んでいこうと思う。

 それから、Tの買ってきた齋藤美奈子の「男性誌探訪」を横取りして読む。

・購入物:志ん朝の落語4「粗忽奇天烈」(ちくま文庫)
     井上ひさし「樋口一葉に聞く」(文春文庫)
     フランツ・シュミット「ある首斬り役人の日記」(白水Uブックス)
     2004年の手帖

・朝食:春雨スープ、蒸かしサツマイモ、珈琲
 昼食:チーズカレーパン、ヨーグルト
 夕食:野菜キムチ鍋、麦酒

 

 


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