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壱カ月昨日明日


2003年12月04日(木) 突然変異

 何だかまた仕事が増えてきた。こんなはずじゃなかったんだが、おかしいなあ。
 
 夕方になって働くのに飽きたので、パソコンに向かって日記を書いていたら「お、珍しく熱心に仕事してるやん」と、Uさんがやって来て珈琲をいれてくれた。してませんよ仕事なんか、と思ったが、話がややこしくなるので誤解させたままにしておく。
 2日ほど前からUさんは、右の眉の上にかすり傷とタンコブをこさえている。飲みにいって酔っぱらって、明くる日起きたらできていたそうで、本人は全く覚えていないようだ。かすり傷とタンコブは、寝ていて自然にできはしないので、おおかた酔ってどこかにぶつけたんだろう。まあ、マヌケというしかない。
 Uさんの息子は、今年超有名進学校に合格して、今も成績はトップクラスらしい。「オレ最近さあ、アイツと血つながってないんちゃうかと思うねんなあ」と半分本気で心配していたので、突然変異ということもあるから大丈夫ですよ、となぐさめておいた。

 Uさんと喋っていたら労働意欲が著しく低下したので、本屋さんに寄って帰ることにする。本屋さんでは、12月になったら買おうと楽しみにしていた本を2冊買って帰った。

 夜は「エセー」を読む。私が「エセー」をちゃんと読みたいと思ったのは、タルコフスキーが日記の中でさかんに引用していたからだ。タルコフスキーが引用しているところを探し出して、その章をひろい読みする。
 『われわれはたんに前進するのではない。われわれはむしろさまよい歩く。われわれはあっちへ行ったり、こっちへ行ったりする。』(第3巻第6章)

・購入物:シモーヌ・ヴェイユ「ヴェイユの言葉」(みすず書房)
     マルタン・デュ・ガール「チボー家のジャック(新装版)」(白水社)

・朝食:チキンサンド、ミルク珈琲
 昼食:ピロシキ、クルミパン、珈琲
 夕食:いわしと大根の煮付け、ポトフ(ジャガイモ、人参、セロリ)、ご飯
 


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