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2003年12月03日(水) 「エセー」

 会議中、突然何の脈略もなく、「しまった、まだ文楽1月公演のチケット取ってないわ」、という言葉が頭に浮かぶ。それまですっかり忘れていたというのに、今この瞬間にも席がどんどんうまっていってるんじゃないだろうか、と不安に襲われ、会議の内容にも気がそぞろ。終了後すぐ、劇場に予約の電話をいれる。何ということもなく、簡単に取れた。うれしいような、かなしいような。

 資料を届けるため京阪電車沿線の会社に行ったので、帰りに途中下車して、千林あたりの古本屋さんをぶらついてみる。
 ちょうど商店街が途切れたところにある古本屋さんで、モンテーニュの「エセー」全6巻を見つけた。確か2巻か3巻が家にあったはずだからなあ、と少し迷ったが、1冊くらいのダブりがなんだケチケチしてはならない、と思いなおし、6冊買って帰る。1600円也。
 帰って夕刊を読んでいたら、長田弘が「エセー」について書いているではないか。新聞で取り上げられているのはみすず書房の「エセー抄」のほうだけど。なんていいタイミングなんだろう、もしあのまま迷って買っていなかったら髪をかきむしって後悔したはずだ。よかったよかった。
 
 「エセー」1巻の最後のページにあった書き込み。
 『九月三日梅田紀伊国屋書店にて購入。快晴、きびしい残暑。初めて孫を抱いた日』

・購入物:モンテーニュ「エセー(全6巻)」(岩波文庫) 古書
     「東京人」

・朝食:クロワッサン、ツナと卵のサラダ、珈琲、ミカン
 昼食:お弁当(菊菜のゴマ和え、赤かぶの甘酢漬け、ゆで卵、海苔、ご飯)
 夕食:すき焼き(うどん入り)、麦酒


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