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壱カ月昨日明日


2003年10月20日(月) 間違い電話お断り

 朝8時30分すぎ、さあ今日もステキな職場へまいりましょう、と靴を履いていると、家の電話が鳴る。履きかけていた靴をぬいで電話に出ると、「ムラナカさんのお宅ですか」とおばさんの声。違います、と切ろうとすると、「ええーおかしいわねえ、あなたお嬢さま?お母さまはいらっしゃらないの」と食い下がってくる。私はいかにもお嬢さまだが、お母さまはここにはいない。いません、と答えると「あらそうなの、まあいいわ、ちょっと浄水器の説明を申し上げますから聞いてくださる?」などど言う。なんだあ、間違い電話をかけてきて営業する気か。聞きたくありません、と言うところをさえぎり、「まだ何にも言ってないじゃないの、当社の浄水器はマイナスイオンが…」とおばさんがどうのこうのと喋っている途中で電話を切ってやった。時間があったら文句の二つや三つをがなり立ててやるところだが、今から仕事に行かねばならない身、誠に残念。おかげであやうく遅刻するところだった。

 仕事は早々に切り上げ、上映前、ギリギリにすべり込んでガーデンシネマで映画を観る。ここのところ毎日のようにこの映画館に来ているのだから、そろそろ顔パスにしてほしいもんだ。
 今日はトリュフォーの「恋のエチュード」。これは初めて観た。
 木々の緑や海の青、陽光、闇にうかぶ蝋燭の炎、書物や彫刻、絵画など、画面に映されるものどれもこれも本当に美しかった。思わずうっとり。ここ何本か観たトリュフォーの映画の中でも、画面の美しさはピカイチだ。
 でもストーリーには感情移入できるところが少なく、あまり入り込めなかった。特にジャン=ピエール・レオーの情けないマザコンぶりと優柔不断には、アンタには自分の意志がないのかよ、と後ろから跳び蹴りしてやりたくなった。

 終了後、急いで帰って夕食の支度。今日は野球がないので、心穏やかに過ごせるわ。

・購入物:なし

・朝食:バターロール、オムレツ、珈琲
 昼食:蒸しサツマイモ、珈琲
 夕食:鶏とチンゲンサイのキムチ炒め、白ねぎの卵とじ、野菜スープ、ご飯、焼酎


フクダ |MAIL

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