昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
残業したおかげでいろいろ予定していたことができなくなり、ふてくされてぶらぶら帰宅。今日も暑かった。
何にもする気がしないので、ゴロンと寝ころび読書をする。殿山泰司の「三文役者の待ち時間」をヒヒヒと読了。 読んだミステリの報告が中心で、本文中に挙がっているミステリはシムノンやチャンドラー以外は見事に読んだことがなくて、もっとも私の苦手とするジャンルなのだけど、泰ちゃんの本をこんなに面白く読めるのはなんでだろ。
『──店主の熊サンがオレ用の薄いカンパリソーダを作りながら、田中の小実さんはドイツへ行ってるよ、というのでびっくり、ドイツとは珍しいなア何か目的があって行ったのか?ときいたら、あのヒトはいつも何か目的があってドコか行くのか?と反対にきかれた──。』(P269) なんてところがスゴク好きなんだ。
引き続き「タルコフスキー日記」も読む。 『生きることには、もちろんどんな意味もない。意味があったら人間は自由でなくなる。意味の奴隷になり、人間の生はまったく別の、新しいカテゴリー、奴隷のカテゴリーによって形づくられることになる。』(P45)
本を読んでいるとまたたく間に時間が過ぎてしまう。ヒーコーを飲んで寝ました。
・購入物:石井桃子「迷子の天使」(角川文庫) 中上健次「破壊せよ、とアイラーは言った」(集英社文庫) いずれも古書 ・朝食:カレースパゲティ、珈琲、バナナ 昼食:レーズンパン、ヨーグルト、バナナ 夕食:牛肉とネギの炒め物、中華風レタスサラダ、とろろかけご飯
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