SprengerDiary

2004年03月01日(月) 反動

▼なにか忘れてるなぁ、と思ったら振り込まなきゃいけない支払いを完全に忘れていた。慌てて銀行が閉まる前行って、ギリギリセーフ。行きは車で落としていってもらったからいいけど、帰りは徒歩。なんでも明け方は雪が降っていたそうで、吐く息も白く病み上がりにはこたえます。会社に戻ってしばらくすると、電話。もう1件支払いが残っていたらしい。請求書を期日までに出してもらわんと、対処できないです。
▼仕事らしい仕事はほとんど無い一日で、それすらも明け方には終わってたもんだから、銀行行く以外にはやることが無い。かといって出歩くほど体調も良くないので、大人しくWEB素材作り。白が目に痛い、ってことを改めて思い知らされた。文字の栄える色。ディスプレイ上に映る長文テキストが疲れることなく読める配色は無いものかとネット徘徊。ここを見つけて読んでみる。なるほどなぁ、ためになるなぁ、でももうちょっと突っ込んで配色サンプルのサイトを作ってくれてたりすると最高だなぁ、とかわがままを漏らす。結局、白基調でちょっと明度を落としてごまかすことに決める。
▼WEB素材はほとんど終わって、さあ.htaccessの設定でもしましょうかと手を付けてみたのだけれど、これが大苦戦。弾くのは前に散々やったけど、ユーザー認証は初めて。絶対パスの書式が場所によって違う。そこがよくわからず、悩みに悩んで4時間。ホストのQ&Aに書いてあったときはやめようかと思った。さて、今度はCGIの設置。既存サービスの掲示板やらチャットやらをインストールしてみてなんとなくだけど理解した。正確には理解した気になっていた。結局泣き言を漏らしてなべさんに全部やってもらう。感謝感激。おまけに細かい変更の仕方やら使用にあわせた変更やらのご教授と手ほどきを受ける。結論「わかんね」。面白のだけれど、CGIのソースいじってると、ゲームのスクリプト思い出して、そこからさらに過去のいやぁな事まで思い出してどっと疲れる。自慢じゃないけどスクリプトがあまりにも面倒で、その作業がゲームのシステム的にはまったく報われなくて、いい加減うりゃーと力技をしたことがある。
▼ADVゲームなんかでは「フラグ」というのがあって、プレイヤーがそのフラグを立てていく事によって先に進んだり、途中の経過が変わったりする。あそこで○○を拾ったフラグを立てないと、××では扉が開かない、とか。恋愛ゲームなんかだと「好感度」とかいうパラメータフラグがあって、選択の良し悪しで足し算引き算される。各ポイントでその数値を読み、数値にそったチャートに流れていくといったもの。どんな複雑なゲームでも、結局はフラグの組み合わせ。まあ、この組み合わせが複雑だったり、組み合わせの面白さがあればいいんだけど、中を覗いてみるとそうでないものが沢山ある。酷いのが、最後の帳尻合わせ。最後の最後でフラグを立てて、そこから各エンディングにまっしぐら。プレイヤーもそれをわかってるもんだから、その選択肢の直前でセーブして、別のエンディングを見たい時はそこからやり直す。若かったんだなぁ。それだけじゃないけど、そういうのがイヤで「ああそうですか、頑張って作っても最後の最後だけですか、さいですか」と、スクリプト改変。ゲーム始めて10分もしないうちに発生する選択肢で、全てが決まるふざけたフラグを作る。おまけに「わたしのこと好き?」なんて関係ありそうな選択じゃない。発売して少しして攻略とか出回って、その時は叩かれたなぁ。
▼今じゃ初っ端の分岐で最後まで一直線、なんてのは珍しくもないし叩かれもしない。ユーザーさんもフラグ立てで苦労するより、とっととお話し進んだほうがいいと思うようになったんだろうか。フラグ立てとか攻略の面白み、好きなんだけどなぁ。作る側としちゃそんなもん好きだと苦労するだけだけど。そんなわけで、スクリプト見ると嫌なことしか思い出さないので、今じゃフローチャートにしてスクリプターにお任せ。といっても、随分とその仕事もやってないような気がする。
▼チャットで設定を教えてもらっていると、先月の請求書作成に必要なデータがやっと手元に渡ってくる。1日早くもらえたら最高だったのに。ふぅ、とため息をつくと背後から一言。「○○の会社に振り込んだ?」
▼最近ミス多いなぁ……。


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