王様の耳はロバの耳
戯言。暴言。失言。


2002年02月01日(金) 僅かな期待が私を苦しめる

木曜の夜、サトシからオフラインメッセージが残されていた。

「あすみ 元気にしてる?」

この前ほど動揺しなかったけれど、何度も何度もその文字を眺める。
「あすみ」と呼びかけられているような・・・
サトシの声が聞きたい。
その声で「あすみ」と呼んで欲しい。

返事は返さなかった。
このままジッと耐えるほうが私の為なんだ。
きっと・・・


携帯電話を手の中で弄びながら僅かな期待をうち消そうと考える。
サトシからのメールを受信拒否設定にしてみては、また解除する。
その繰り返し・・・
結局、受信拒否にはできなかった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


そして金曜の朝。
車を運転していると携帯にメールがきた。
サトシ専用の着信ランプが点滅。
信号が赤になって携帯に伸ばした私の手は少し震えていたように思う。

「おはよー 生きてるん? 寝込んでないよな?」

思考が上手く働かない。
家に帰り着いて、返信するか迷った。
このまま返さないほうがいいのだろう。
悩んだ末・・・

「おはよ!生きてるよ〜」

返してしまった。


あかんやん!!!
返したら待つことになる。
返事が来ないことわかっているのに・・・


その後、やっぱり返事はない。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ほんま、何やってんやろね、ワタシ・・・
期待してはダメだと思いながら、僅かな望みを捨てきれない。
その期待が自分自身を苦しめている。


木曜の夜のメッセを見て、私からレスなかったら
「もしかしたら携帯にメールくれるかも?」って思った。
そして携帯のメールが受信拒否になっていたら
さとしは少しはガッカリしてくれるんじゃないかと考えた。
だけど僅かな繋がりを断ち切ることができなかった。
ほんとは繋がってなんかいないのに・・・
そうなんだ!
私たちを繋ぐモノなど何もないんだ!



もしかしたら・・・

また

メールくれるかも?



そんなこと考えながら待つ日々はもうイヤなのに!



サトシの声が聞きたい。
「あすみ」って呼んで欲しい。


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