自信満々くんにごめんなさいのメールをしたら、返事が来た。 サトシと逢い続けるべきだと言う。 逢って満たされる想いと惨めな想いを味わっていくうちに 何かが見えるかもしれないと・・・。
もう会えない状況に私が追い込んだと返事したら、また返してくれた。 そこには「生きるということ」について、彼の考えが書かれていた。 「普通に生まれたからこそできること・・・」 彼は普通に生まれて 何でもしようと思えばできる自分の可能性について書いていた。 彼のお子さんは障害をもっている。 少ないつき合いの中で話してくれた。 私はただ聞くだけしかできなかったけれど。
自分に自信を持つ彼の姿勢は、彼の心の闇から来るものなのかもしれない。
私は甘い。 誰かに依存し、甘え、支えてもらうことばかり考えている。 できることさえしようとしない。 嫌なことから少しだけ避難しては、 さも自分が悲劇のヒロインかのように打ちひしがれる。 そんな自分に自信なんて持てるはずもない。
だけど・・・
自信満々くんからのメールは いつもの如くぶっきらぼうな物言いで 威圧感のある文章だったのに、何故だか暖かく感じた。
人の気持ちに触れて暖かいと感じられる私は 完全に腐りきってはいない。
きっと、まだ、がんばれる。
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