夢を捨てきれていない感じがする。同じ匂いを感じる。はっとした。なんて鋭い目を持った人なのだろう。ずっと気づかないふりをしながら誰かに気づいてほしいと思っていたことあっさりと見抜かれた。気づかなかったわけではない。ただ、認めたくなかった。それだけ。正面から突きつけられてはじめてそのせつなさを知った。かなわない。その瞳の奥にある光を見てみたいと思った。